自民 「森山派」発足
後任会長に森山前国対委員長

自民党石原派は、先の衆議院選挙で落選した石原元幹事長の後任の会長に、森山前国会対策委員長が就任し「森山派」が発足しました。

自民党石原派は、先の衆議院選挙で石原元幹事長が落選するなど、所属議員が選挙前の10人から7人に減り、石原氏は会長を退く意向を表明しました。

16日に東京都内で開かれた派閥のパーティーでは、石原氏の後任の会長に、森山前国会対策委員長が就任したことが明らかにされ「森山派」が発足しました。

森山氏は、あいさつで「政策集団としての今までの歴史を考えながら、決して多い人数ではないが、しっかりと研さんを積んでいきたい」と強調しました。

このあと、森山氏は記者団に対し「まずは、憲法改正に向けて頑張り、国の財政の在り方をどう考えていくかが大事な課題だ。われわれの政策に近い人が総理・総裁になってもらうことが大事だ」と述べました。

そのうえで、記者団から二階派や菅前総理大臣を支持する議員グループとの連携について問われたのに対し「政策によって互いに連携していくこともあるが、特定の派閥などとの連携を考えているわけではない」と述べました。

森山派は党内に6つある派閥では最も小さな規模となり、先の衆議院選挙のあと、派閥のトップが交代するのは「安倍派」と「茂木派」に続き3つ目です。