北陸新幹線 福井県80億円
石川県40億円負担で検討

北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業が遅れることに伴って増加する事業費の負担について、福井県には80億円程度、石川県には40億円程度を求める案が検討されていることが分かりました。16日午後、与党のプロジェクトチームの会合で最終的な調整が行われる見通しです。

北陸新幹線の金沢・敦賀間は、国土交通省の検証委員会が示している開業の遅れを1年程度、追加の事業費をおよそ2658億円とする案を15日、与党のプロジェクトチームが受け入れました。
これに伴って、財源のめどが立っていない事業費は3000億円余りに膨らむ見通しで、国土交通省は、このうち少なくとも1500億円程度をJRが支払う線路の利用料などで賄う方針です。
福井県の関係者などによりますと、残りの事業費については地元の負担を抑える措置を講じたうえで、福井県に80億円程度、石川県に40億円程度の負担を求める案が検討されていることが分かりました。
与党のプロジェクトチームは16日午後から開かれる会合で最終的な調整を行う方針です。