社民 立民への合流容認議案
臨時党大会に提出へ

立憲民主党との合流をめぐって、社民党は来月中旬に開く臨時党大会に、社民党を残す一方、党所属議員や党員が、それぞれの判断で合流するのを認める議案を諮ることを決めました。

立憲民主党との合流の是非について社民党は、来月14日に開く臨時党大会で結論を得たいとしていて、これを前に22日の常任幹事会で対応を協議しました。

この中で吉田幹事長が、立憲民主党との合流に対し、党内に賛否両論あるのを踏まえ、社民党を残す一方、党所属議員や党員が離党し、それぞれの判断で合流するのを認める議案を党大会に諮ることを提案しました。

これに対し、福島党首は「離党を認めるために党大会を開く必要はない」と反対しましたが、執行部の多数決の結果、議案を党大会に諮ることが決まりました。

議案は、社民党の代議員176人のうち、党大会の出席者の過半数が賛成すれば可決されます。

党所属の国会議員4人のうち、福島党首を除く3人は、合流に前向きな一方、およそ1万2000人いる党員の間でも意見が分かれていて、採決の結果によっては党が分裂する可能性が出てきました。

吉田幹事長は、記者団に対し「賛成、反対の両方の意見を踏まえなければならないと強く思い提案した。登る山の道は、これから違ってくるかもしれないが、理解し合い実りある党大会にしたい」と述べました。