菅内閣の特徴は?
“安倍政権の継承”鮮明に
第99代の総理大臣に選出された菅総理大臣は、閣僚人事を行い、加藤官房長官が閣僚名簿を発表しました。菅内閣の特徴です。
初入閣は5人
菅内閣の閣僚は、
▽初入閣が5人、
▽安倍内閣と同じポストでの再任が8人、
▽ポストを変えて、引き続き、閣僚を務めるのが3人、
▽閣僚経験者の再入閣が4人となっています。
初入閣の人数は、去年9月に発足した第4次安倍第2次改造内閣の13人を大きく下回り、安倍政権の継承を掲げる菅総理大臣の姿勢が示された形となっています。
女性閣僚は2人
女性の入閣は、
▽上川陽子氏と
▽橋本聖子氏の2人です。
去年9月に発足した第4次安倍第2次改造内閣と同じ人数になりました。
参議院からは2人
参議院からの入閣は、
▽橋本聖子氏と
▽野上浩太郎氏の2人です。
去年9月に発足した第4次安倍第2次改造内閣と同じ人数です。
平均年齢は60.38歳
菅総理大臣と20人の閣僚の平均年齢は、60.38歳です。
去年9月に第4次安倍第2次改造内閣が発足した際の61.55歳より1.17歳若くなりました。
▽最高齢は麻生太郎氏で79歳、
▽最年少は小泉進次郎氏で39歳です。
菅総理大臣と20人の閣僚を年代別にみますと、
▽70代が3人、
▽60代が8人、
▽50代が9人、
▽40代は0人、
▽30代が1人となっています。
各派閥からバランスよく起用
菅内閣の閣僚を自民党の派閥ごとにみますと
▽細田派が最も多い5人、
▽麻生派が3人、
▽竹下派が2人、
▽岸田派が2人、
▽二階派が2人、
▽石破派が1人、
▽石原派が1人で、
総裁選挙を争った岸田派や石破派を含め、各派閥からバランスよく起用した形となりました。
一方、
▽無派閥は3人で、
▽公明党からの入閣は、これまでとおり1人でした。
衆議院当選回数 最多は麻生氏13回
菅内閣の衆議院議員の閣僚を当選回数別にみますと、
▽最も多いのは、麻生太郎氏の13回で、
▽最も少ないのは、岸信夫氏の3回です。
ただ、岸氏は、参議院議員の2期目の途中で衆議院選挙に立候補しており、岸氏を除けば、小泉進次郎氏の4回となります。
このほか、
▽9回が1人、
▽8回が5人、
▽7回が2人、
▽6回が6人、
▽5回が1人となっています。