院 施政方針演説などの
ネット中継に手話通訳導入へ

耳の不自由な人たちのために、参議院は、来年から、総理大臣の施政方針演説などをインターネットで中継する際、手話通訳を導入することを決めました。

バリアフリー化を進めている参議院は16日、議院運営委員会の理事らが会合を開き、耳の不自由な人たちに審議の内容を知ってもらうための改善策を決めました。

それによりますと、来年から、総理大臣の施政方針演説や所信表明演説、それに各党の代表質問が行われる参議院本会議をインターネットで中継する際、別室で手話通訳を行い、あわせて配信するとしています。

さらに、予算委員会などの審議をインターネットで中継する際も必要に応じて手話通訳を導入するため、2つの委員会室に機材を整備するということです。また、国会を訪れる耳の不自由な人たちを案内できるよう、手話通訳ができる衛視を増やす方針です。