スト安倍”見据えた動き
との見方も 自民党内で活発

自民党内では、岸田政務調査会長と下村選挙対策委員長がそれぞれトップを務める戦略本部と議員連盟が相次いで発足したほか、石破元幹事長は派閥のパーティーに二階幹事長を招き、「ポスト安倍を見据えた動きではないか」といった見方が出ています。

自民党内では新型コロナウイルスの収束後を見据えて新たな対外戦略や国家ビジョンなどを検討する必要があるとして、戦略本部と議員連盟が相次いで発足しました。

戦略本部は岸田政務調査会長が本部長を、麻生派の甘利税制調査会長が座長を務め、先週11日の会合にはおよそ70人が出席しました。

一方の議員連盟は最大派閥の細田派の下村選挙対策委員長が会長を、稲田幹事長代行が幹事長を務め、戦略本部の会合と同じ日に開かれた総会にはおよそ140人が出席しました。

また石破元幹事長は先週8日に二階幹事長と会談し、9月に予定している石破派のパーティーでの講演を依頼し了解を得ました。

二階氏は石破氏について「将来さらに高みを目指して進んでもらいたい、期待の星の1人だ」と述べる一方、下村氏らの議員連盟の総会にも出席しました。

こうした動きについて党内からは「ポスト安倍を見据えたものではないか」といった見方が出ていて、今後主導権争いが活発になることも予想されます。