衛隊 新型ウイルス対応
の災害派遣活動が終了

防衛省は新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船などに派遣されていた自衛隊員の14日間の経過観察期間がすべて終わったことから、16日、災害派遣活動を終了しました。引き続き、各地の自衛隊病院での感染者の受け入れなど、必要な支援を続けることにしています。

新型コロナウイルスへの災害派遣活動として、自衛隊は、ことし1月以降、▽集団感染が起きたクルーズ船で隊員、延べ2700人を、また▽中国・武漢からチャーター機で帰国した人たちが滞在した宿泊施設で隊員 延べ2200人を、それぞれ派遣しました。

医師や看護師などの資格を持つ予備自衛官合わせて10人も招集しました。

活動では▽食事の配膳といった生活支援のほか、▽感染者の病院までの輸送、それに▽健康状態の確認などの医療支援も行われました。

船内や宿泊施設での活動はすでに終了していますが、防衛省は感染者と接触する可能性があった隊員のPCR検査を行い、陰性を確認したうえで14日間の経過観察期間が終わったことから16日、河野防衛大臣が災害派遣と予備自衛官の活動を終了させる大臣命令を出しました。

防衛省では引き続きウイルスの感染者を自衛隊病院で受け入れるほか、自治体のみで対応が困難な場合が生じれば、連携して対応するなど必要な支援を続けることにしています。