府専用機 新旧の交代式
B747からB777へ

四半世紀にわたり天皇陛下や総理大臣の外国訪問などの任務に当たった政府専用機が新しい専用機と交代することになり、記念の式典が北海道千歳市で行われました。

現行のボーイング747型機の政府専用機は平成5年から26年間にわたって、天皇陛下の海外訪問や総理大臣の外遊などで世界100の国と地域に降り立ちましたが、整備に費用がかかることから今月31日で新しい専用機と交代します。

24日は、航空自衛隊千歳基地で政府専用機の交代式が行われ、およそ150人が出席しました。
式典では現在の政府専用機の機長から、搭乗口の扉に掲げられていたタカが描かれた直径40センチのエンブレムが、新しい機体を運用する機長に引き継がれました。

新しい機体、ボーイング777ー300ERはこれまでよりも燃費が向上するほか、飛行中でも無料の無線通信Wi-Fiのサービスを利用することができます。

防衛省によりますと、現在の政府専用機は民間に売却される予定で、機内の貴賓室にあるいすやテーブルなどの調度品は今後、静岡県の航空自衛隊浜松基地で公開されるということです。