うさんぽ会のウサギ
写真:共同通信社

「お散歩」+「ウサギ」=「うさんぽ」

近年、都心で増えているという「うさんぽ族」。はて? 「うさんぽ」? あまり聞き慣れない言葉ですよね。「ウー!散歩!」なんて叫んでしまうほど、マンボと散歩が好きな人かしら? なんて思いますが、半分は正解。「うさんぽ族」が一緒にお散歩するのは、ワンちゃんでもネコちゃんでもなく「ウサギ」。「ウサギ」と「お散歩」で「うさんぽ」というわけです。

2010年(平成22年)に内閣府が行った世論調査によると「ペットを飼っている」と回答した人のうち、犬は58.6%、猫が30.9%、そしてウサギは3.3%。ウサギの割合は2003年(平成15年)の調査では2.3%でした。また、独身の社会人を対象に2015年(平成27年)に行われたアンケートでは、ウサギを飼っている人はペットの飼い主のうち4.4%という結果が出ています。上位定番のワンちゃん・ネコちゃんに比べるとウサギの割合は高くはありませんが、狭い室内でも飼いやすく、きれい好きで匂いも少なく、うなることはあるものの大声で鳴くことはまれなため、集合住宅でも飼いやすいということが、人気の理由なのだとか。

1979年(昭和54年)の流行語に、当時の住宅事情を揶揄(やゆ)した「ウサギ小屋」がありましたが、ウサギと一緒に住まうのが流行になるとは、思いもよらなかったでしょうね。

2010年(平成22年)東京・代官山に集まる「うさんぽ族」 写真:共同通信社

2010年(平成22年)東京・代官山に集まる「うさんぽ族」 写真:共同通信社

「うさんぽ族」の次は何さんぽ族?

都心で「うさんぽ」をする人が増えだしたのは、5年ほど前の2010年(平成22年)前後からと言われています。そのウサギの飼い主たち同士のコミュニケーションタイムが、ウサギにリードを付けて、公園などを散歩させる「うさんぽ」。うさんぽ仲間で集まる「うさんぽ会」の様子は、SNSやブログでも盛んに公開されています。ウチのかわいいウサちゃんが、草の上をぴょんぴょん跳ねながら遊ぶ様子を想像したら……。ムッフー!かわいくてこっちがうなっちゃいますよね! そりゃあ、お散歩に連れて行きたくもなるってものです。

さてさて、「うさんぽ」の次は…何さんぽがトレンドとなるでしょうか。ノンビリゆったり「かめさんぽ」? カートで水槽をゴロゴロ「魚さんぽ」? フクロウを肩に乗せ「ふくさんぽ」? 夜行性のフクロウとの散歩は、相手の顔が見えない「夜のコミュニケーション」になりそうですが…。