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-政治の模索-

第1回 保守・二大潮流の系譜

[再放送]7月22日(水)午前0時10分~0時59分(総合)(21日(火) 深夜)

焦土と化し、国民生活が困窮する中でスタートした戦後政治。1955年に結党された自民党は、“豊かさ”の実現を優先するのか、それともGHQ主導で進められた体制から脱し、国家としての“自立”の実現を優先するのか、吉田茂・岸信介という二人の総理大臣に代表される二つの路線がせめぎ合いながら、政権を担い続け、戦後政治を形作っていきました。
安保改定の末、岸が退陣して以降、“豊かさ”路線が主流になりましたが、一方で、“自立”を目指す動きも脈々と党内に引き継がれていきました。
そして今、安倍政権は、アベノミクスを掲げて高い支持率を得る一方で、戦後の安全保障政策の転換を進め、「憲法改正」への意欲も示しています。番組では、新たに発掘した史料や、関係者へのインタビューなどを通して、自民党内に流れ続ける二つの路線の源流に遡り、戦後初期から1960年代にかけての日本政治の模索を見つめ直します。

 

第2回 “豊かさの分配” その先に

[再放送]7月24日(金)午前1時30分~2時19分(総合)(23日(木) 深夜)

高度成長期、自民党は、“成長”の果実を、広く地方などに“分配”することを通じて、豊かさを求める民意に応え、政権の座にあり続けました。この流れを推し進めたのが、「列島改造論」「福祉元年」を掲げた田中角栄でした。戦後70年にあたってNHKが行ったアンケート調査でも「戦後を最も象徴する人物」の第1位となった田中。しかし、“成長”を“分配”し、更に自民党の集票につなげるという、いわゆる「角栄モデル」は、とりわけ経済の低迷が続いた1990年代以降、行き詰まり、“分配”が既得権益化、それを維持するために国の借金は膨張し続けました。
番組では、高度成長と共に定着していった自民党による“分配”の政治システムを見つめ直し、そこから脱却しようとする政治の模索を描くことで、今後の日本政治の課題を探ります。