トップページ > 核・平和をめぐる動き > 米ロ、新START発効、2018年までに戦略核30%削減

「いつまで"国家という部族"にこだわるのか。"人という種"として」
(核時代平和財団所長D.クリーガー)

米ロ、新START発効 2018年までに1550発に削減目標

核廃絶はなにより、まず核保有国が率先して取り組み、核兵器を大幅に削減すべきだというのが国際世論である。2011年2月5日、世界の核の大部分を持つ米国とロシアの新戦略核削減条約(新START)が発効した。新STARTは、発効後から7年以内(2018年)に(1)戦略核兵器の配備核弾頭数をこれまでの上限よりも30パーセント少ない1550発まで減らすこと、(2)弾道ミサイルなど核弾頭の運搬手段もこれまでの上限の半分の800に減らすことになった。

米ロの配備核弾頭数は1800、1537

さらに6月1日には、米国務省は2月5日付けの米ロの合意した戦略核兵器の保有数を公表した。それによると、米国の配備中の核弾頭は1800、それに対してロシアは1537と2018年に到達すべきレベルをすでにクリアしている。また配備中の核運搬手段(大陸間弾道ミサイル、潜水艦弾道ミサイル、戦略爆撃機)は、米国882、ロシア521(2018年には双方800上限)。

ただ米ロ間には欧州に配備するミサイル防衛(MD)をめぐる対立が深刻で、新START条約そのものが破棄される可能性も否定できない。

戦術核交渉に入れるか

次は、米ロが戦術核兵器の削減交渉に入れるかである。戦術核兵器は、射程の短いミサイルや大砲などで発射する核砲弾、戦闘機用の核爆弾、核地雷など戦場で使うことを想定した兵器などである。そして、米ロの核削減に続き、英仏中は削減に進めるのだろうか。また、NPTに不加盟のインド・パキスタン・イスラエルなどは核保有の削減、放棄への道を踏み出せるのだろうか。

核ミサイルをひまわりに

「核兵器のない国」を選択する。ソ連邦の解体後独立したウクライナは、「核なき国家」をめざし、撤去されたミサイルの基地に未来の世代への平和の継承を願ってひまわりを植えた。「核ミサイルの代わりにひまわりを(Sunflowersinstead of Missiles)」は、今日に至るまで核全廃を求める地球的市民ネットワークが使う標語になった。

語り継がねばならない"あの日の記憶"

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