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幸せな気持ちになれる最終話です。幸せな気持ちになれる最終話です。

第7話では、また性懲りもなく一択と正志が決闘しました。いつものように一択が正志にボコボコにされるのですが、最後はとても感動的なシーンになったと思います。
決闘の終盤、突然、海が手話を理解したことが分かるサプライズもあったし、正志が一択の背中を押すために決闘を仕掛けた、そのやさしさも伝わってきました。海のなかで何かの扉が開いたように、そんな海を見て正志のなかでも何かが動いたような気もして…。だから、正志の去り際の後ろ姿はとても切なくて、あたたかくて、カッコよかった。演じていて、私も素直に感動しました。そのときロケ地の新井薬師の境内には、気持ちのいい風が吹いていました。花もそうでしょうが、私も何だかとても幸せな気分になったのを覚えています。

このドラマもいよいよ最終話を残すだけとなりました。当然、最後の最後まで一択はひどい目にあいますが(笑)、一択と海と花のことを見守りながらドラマを楽しんでいただいたみなさんには、エンディングまで安心してご覧いただけると思います。
もちろんこの3人だけではなく、風子さんや正志、そしてアパートのみんなにも、脚本家の岡田さんはそれぞれにすてきなラストを用意してくださいました。幸せで明るい未来が待っているんだろうなと感じられる終わり方です。きっと、見ている誰もがちょっと幸せな気持ちになっていただけるのではないかと思っています。

「さっさと抱きしめろよ!」「さっさと抱きしめろよ!」

このドラマは一択と花のラブストーリーでもあるので、いつかは2人の間に進展があるとは思っていましたが、想像していたより早かったですね。台本を読んで「えっ、第6話でもうプロポーズするの?しかも花から!」と驚きました。
でも、花らしいすてきなプロポーズだったと思います。
居酒屋で飲んでいる一択に「表に出ろ!」と外に連れ出して、「結婚してやるって言っているんだよ、バカ!」、「さっさと抱きしめろよ!」って(笑)、言葉づかいは悪いし、態度も悪いんだけど、逆にそれが花らしくて愛らしい感じが出るといいなと思いながら演じました。
花は、強そうでじつは弱い部分もたくさんある女性だと思います。きっと、これからは海と2人きりで生きていくと思い詰めたこともあったはずです。それが一択のバカ正直で純粋な行動を見て、その嘘がない言葉を聞いて心が動かされ、もう一度、一択と海と3人で家族をつくりたいと思って自分からプロポーズしたのでしょうね。
いきなり花に結婚を申し込まれた一択はどうするか?
ぜひ、第7話を楽しみにしてください。一択らしいとは思いますが、女性としてはちょっとイラっとします(笑)。

じつは、とってもおしゃべりなんです。じつは、とってもおしゃべりなんです。

海役の住田萌乃ちゃんは、目が見えない・耳が聞こえない・うまくしゃべれない…という難しいキャラクターを演じてます。でも、みなさんがここまでご覧になってこられたように、彼女のお芝居はとても自然です。私にはもう海という女の子にしか見えないし、本当に自分の子どものような気がしてかわいくて仕方ありません。
お芝居をしていないふだんの萌乃ちゃんは人なつっこくてとってもおしゃべり。しかも、関西生まれの女の子だから話がおもしろい!誰とでもすぐにお友だちになって、すぐに抱きついて笑顔で話しかけるので、私は誰か知らない人に誘拐されないか心配です(笑)。

想像以上に、ボコボコにされていました。想像以上に、ボコボコにされていました。

峯田くんって、峯田くんにしかできない独特のお芝居をするのですが、それがもうまさに一択そのもの。あの一択はほかの人が演じようと思っても、なかなかできないと思う。情けなくて、イラッとして、でもなぜか愛おしい。花はまだそんな一択の魅力に気づいていませんが、私、麻生久美子はとても惹かれています(笑)。
だって、一択は本当に魅力的なバカなんです。それはもう純粋で一途なバカ。でも、それはきっと正志(山内圭哉)も同じだと思います。第1話の回想シーンで登場した正志は、一択に負けず劣らずの愛すべきバカでしたからね(笑)。海のことで、つらい現実に直面して変わってしまったかもしれないけれど、根は一択と同じような弱くてやさしい人なんだろうなあと思います。
そんな一択と正志が決闘したとき(第3話)、と言っても一択が一方的に正志からボコボコにされたのですが、あのときの花の心情はとても複雑でした。久しぶりに会えた正志からひどいことを言われたけど、ずっと大好きで帰りを待っていた夫だし、かたや自分と海のために命がけで戦ってくれる一択に対しても、何だかうれしい気持ちがあったはず。だから、2人の殴り合いは見ていられないくらいつらかったです。
花は感情をストレートに出す、さっぱりとした女性ですが、もちろん内面ではいろいろな思いが渦巻いている人なので、その複雑さを表現するはとても難しいしけど、逆にやりがいのある役だと思っています。
それにしても、台本を読んで私が想像していた以上に、一択と正志の決闘はハードでした。撮影中、何度も地面に倒れ込む峯田くんを見てとても心配になりましたが、本人はケロっとしていました(笑)。

素直に感謝できない、母の心情。素直に感謝できない、母の心情。

一択がスプーンで食べることの楽しさを海に教えてくれました(第2話)。それを見た花は「あぁ、海は出来るんだ。だったらこれからも教えればもっといろいろなことが出来るようになるかもしれない」と喜んだし、感動したはずです・・・が、どうもそんな風には見えなかったですよね(笑)。
花は海の未来にそれほど大きな希望や夢は抱いていなかったと思うけど、スプーンを使う海を見て、将来に少し明るい光を感じたはずです。そのきっかけをつくってくれたのは一択ですが、どうしてもそのことに素直に感謝できないんですね。
誰よりも海を愛し、誰よりも海のことを知っているのは自分だと思っていたのに、もしかすると自分は一択ほど海の可能性を信じていなかったのかもしれない。でもやはり、母親の自分が海にスプーンの使い方、スプーンでものを食べる楽しさを教えたかった。そういう思いがあったので、素直に一択に感謝できなかったのだと思います。
母親としての情けなさや悔しさが、一択への怒りになったのでしょうね。ただただ海のことを考えて、一生懸命に頑張った一択には、どうして花が怒っているのか意味不明だったはずです。
花ってちょっとめんどうくさい女なんです(笑)。

はじめてのヤンキー役です。はじめてのヤンキー役です。

鶴里花は魅力的な女性ですね。ツンデレな感じがいいなと思います。でも、いつもツンツンばかりで、デレはいつ見せられるのかなって・・・。もちろん娘の海(住田萌乃)に対してはデレデレしているけど、一択(峯田和伸)に対しては完全にツンツンしかないですよね(笑)。
花は元ヤンキーなので強い女性というイメージがありますが、じつは弱い部分もある女性だと私は考えています。それを隠すため必要以上に強がっているという、そういうナイーブさみたいなものを表現できていたらいいのですが。
それにしても、まさか私に元ヤンキーの役が来るとは思ってもいませんでした。最初は自分でも大丈夫なのかな・・・と戸惑った部分もありましたが、今は逆に挑戦しがいのある役だと思って、楽しみながら演じています。

第1話で、鼻毛を渡された花が一択を殴るシーンがありました。花は元ヤンだしケンカ慣れしているので、パンチも蹴りもうまいはずですが、アクションが苦手な私にとっては難しいお芝居でした。そのせいか、とんでもない失敗をしてしまって・・・。
花が思いっきり一択のお腹にパンチを入れるというシーンを撮影していたときのことです。峯田くんは私が思いっきり殴っても大丈夫なようにお腹にサポーターを巻いていました。でも、最後は一択の肩越しに花を撮るカットで、監督からは実際に殴らずパンチは寸止めして下さいと指示されていたので、峯田くんもサポーターを外しました。なのに、何を思ったのか、私は思いっきりパンチを入れちゃったんです(笑)。
それまでは、思いっきりパンチを入れていいと言われても多少は遠慮してたのに、サポーターを外したそのときに限って何のちゅうちょもなくハードパンチを入れちゃったんです(笑)。峯田くんは「うっ!」って言ってました。きっと本気の「うっ!」だったと思います(笑)。本当にごめんなさい。