全日本パラパワーリフティング選手権大会へ、森崎可林選手初出場!

こんにちは!
大学のレポートが少しずつ片付いてきて一安心しつつも、今度はプレゼンに追われている後藤です。

今回は、初めて!パラスポーツの大会を取材してきました!

それは、12月17日に行われた全日本パラパワーリフティング選手権大会です。
この大会には、以前京都に取材しに行った 森崎可林選手が出場していました。

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(写真:森崎可林選手)


まずは大会会場入り口で、森崎選手と2回目の対面です。
初めての大会に向けての気持ちを聞くと…

変わらずかわいらしい笑顔で、「初めての経験なので、緊張はもちろんしています。でも、やることをやるだけです。失敗したらしたで、それは経験になるから。」と。かっこいい!
「ルーティンを新しくしたので、見てみてください。目標は40キロあげたいです。」とのこと。ルーティンがどんな風に変わったかを含めて、競技が楽しみになりました。



そして、会場に入って…
びっくりしました!
私の知っているスポーツ大会の会場ではなかったのです。
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たとえば、これは開会式でのワンシーンなのですが…
なんと、大会会場の日本体育大学の学生による応援が!

そのほかにも、音響やディスプレイなど、ありとあらゆるものを駆使して、一見“地味”に見えるパラパワーリフティングという競技を、連盟の方は盛り上げようとしていました。そして観客も一体となって応援していたのです!こんなに熱気のある、応援が1つになっている大会を見たのは初めてでした。私が出場したことのある陸上の大会はピリピリしていて、直前までは応援なんてなかったので、余計にびっくりしました。


ここで、選手紹介。森崎選手は緊張しているようで、いつもの笑顔が硬く見えました。
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(写真中央、チェックのコートを着ているのが森崎選手)



開会式を終えて、アップへ。

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ここでは、その日の調子を確認したり、すこし肩慣らしをしたりという意図があるのだとか。

 

ここで、普段京都で一緒に練習しているという中辻克仁選手が森崎選手に話しかけます。
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(写真右から 中辻克仁選手、森崎選手)

中辻選手を見た森崎選手は、緊張が一気にほぐれた様子でした。あとでお話を伺ったところ、「普段一緒に練習している人なので、いつもの感じがして、緊張が和らいだ」と言っていました。

 

いよいよ競技開始です。パラパワーリフティングでは、通常は階級ごとに試技が行われるのですが、日本ではまだ選手人口が少ないため、いくつかの階級がまとめられて試技が行われていました。

まずは1巡目。ここでは、記録を残すために自分が確実に上げることのできる重さを上げる選手が多いのだそう。
そして、ついに森崎選手のファーストトライ。

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33キロです。胸にバーをつけて…
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きれいに上がりました!

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成功です。終了直後の森崎選手には笑顔が見られ、安堵している様子でした。
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この時の気持ちは…「前の人たちが失敗している中での試技で、緊張したけれど、観客の皆さんの応援が力になった」そうです。


見ていて気付いたのは、最初に森崎選手が言っていた、「ルーティンの変化」です。
今回、森崎選手は寝たときにまず足を曲げていました。それから足を伸ばして、写真のように広げていたのです。前回見たときは、足がここまで広がっていなかったし、最初に曲げてもいませんでした。
これによって、力が入りやすくなったのだとか。

 

順番が回って、再び森崎選手の番がやってきました。
セカンドトライは36キロ。
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ベンチに向かう森崎選手は、心なしか先ほどよりは雰囲気に慣れた表情。

 

胸につけて…
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水平になるよう意識しながら…


きれいに上がりました!
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またまた成功です。
笑顔がはじけ、ガッツポーズも見られました。


そして最後の番が回ってきました。
サードトライ、つまりラストトライ。目標にしていた40キロです。

緊張の一瞬。私まで緊張してきてしまいました。きっと、森崎選手はもっとなんだろうなあ…


では、胸につけて…
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上げていきます。ですが…
写真を見ると、少し傾いてしまっているのがわかりますか?
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これにより、判定は“失敗”。
やはり一筋縄ではいかないようです。


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試技後の森崎選手は、とても悔しそうな表情でした。

 

試技を見ていて、
陸上は0.01秒でも速く。パラパワーリフティングは1キロでも重く。
その一歩はとてつもなく高い壁かもしれない。けれど、それを乗り越えることは本当に楽しいのだろうなと感じました。
陸上とパラパワーリフティングの共通点が一つ、見つかったような気がしました。

 

試合後、森崎選手にインタビューをしました。


まずは、初めての囲み取材です。
人が写真のように多いと、誰が話しているのか、何を話しているのかがわかりづらい私にとって、囲み取材はチャレンジでもありました。
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想定より多くの記者の方がいて、記者の方たちの「私が聞くんだ!」という押しの強さにびっくりしてしまいました。けれど、ここで負けてしまったら来た意味がないと思い、食らいついて、質問することができました。
「40キロにチャレンジした気持ちは?」「会場の皆さんの応援はプレッシャーにはなりませんでしたか?」と。
「やるしかないと思ってあげた。結果は失敗だったけれど、失敗した原因はわかっているのでこれから直していきたい。皆さんの応援は、とてもあたたかくて力になった。」とのことでした。


場所を変えて、改めて個別インタビューをさせていただきました。
015_0C7361D9-205B-4706-994D-6C6A66101BC7.jpeg「40キロは挙げられなかったけど、大会の雰囲気や試合運びの様子、ほかの選手の過ごし方などいろいろと得られるものがあった。東京パラリンピックでは100キロを挙げられるようになりたい」とのことでした。


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スタッフからは「前よりも聞きたいという気持ちが伝わってきた」と。聴覚障害があるため、声に抑揚をつけたり、イントネーションをつかんだりするのが難しい私にとって、声以外で「相手のことを知りたい」という気持ちを伝えることは課題です。今回は、表情や間合いなどを意識しました。それが伝わったのなら、少しではあるけれど成果だと思います。

もっともっと積極的に相手の気持ちを感じることが出来るようなインタビューをするのが、次の取材での課題です!


後藤佑季(ごとう・ゆうき)(21)

岐阜県出身 難聴(人工内耳使用)

【趣味・特技】書道準五段 手話技能検定準2級
【スポーツ歴】陸上(100m走など短距離)
【抱負】障害者が活躍する姿にスポットライトを当てようという今回の取り組みにとても感動しています。
私には、難聴という『目に見えない障害』があります。目に見えない障害も含めて、 様々な障害のある人とない人との橋渡し役になりたいと思っています。
負けず嫌いな性格を生かして、障害のある人が暮らしやすい社会になるために頑張ります。



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