僕が選ぶ今年の1枚!

20181221_ochi_01.jpg

2018年で、特に印象に残っているのはこのシーン。
8月にオーストラリア・シドニーで開催された、車いすラグビーの世界選手権の日本とオーストラリアの決勝戦。
日本は、リオデジャネイロパラリンピック金メダルで世界ランキング1位の地元オーストラリアを、62-61の1点差で破り金メダルを獲得した。
序盤からシーソーゲームが続き、一進一退の攻防に身体が熱くなり鼓動が高鳴り続けた。
少しでも集中力が切れた方が“負け”、そんな緊張が長く続く試合だった。
試合終了のブザーが鳴った瞬間に日本選手たちの喜びが一気に爆発した。


撮影していて、一瞬足りとも気が抜けなかった決勝戦の試合の様子も、写真で紹介していきます。


20181221_ochi_02.jpg20181221_ochi_03.jpg

“世界一の車いすラグビープレーヤー”と称されるオーストラリアのライリー・バット(中央)。
フィジカルを活かした強さは圧倒的で、日本のディフェンスを力で振り切っていく。


20181221_ochi_04_R.jpg

第1ピリオド終了間際、バット選手(中央)のトライを阻止した日本の池透暢(右)と羽賀理之(左)。
競技中の写真で、特に好きな1枚。


20181221_ochi_05.jpg相手のボールを貪欲に奪いにいくチーム池崎大輔(右)と池(左から2番目)


20181221_ochi_06.jpg終盤にかけてオーストラリアの強いタックルが激しくなり、羽賀の動きは封じられた。


20181221_ochi_07.jpgディフェンスする選手の一瞬の隙を逃さず抜け出し、トライに走る池


20181221_ochi_08.jpg20181221_ochi_09.jpg

今大会、最優秀選手に輝いた池崎のトライ。

この世界選手権での優勝で、世界から“追われる立場”となった日本チーム。
その日本チームの試合を、国内で生観戦できるチャンスのひとつは、2019年の10月16日~20日に東京体育館で開催される「ウィルチェアーラグビー ワールドチャレンジ2019」。
日本を含む世界ランキング上位10か国のうち8か国が参加し、予選・決勝リーグの18試合が観戦できる。

そして、2020年には、東京パラリンピックだ!


車いすラグビー日本代表が世界一に輝いた試合を年末、再び放送します!
また、勝利への軌跡を追った証言ドキュメントも。ぜひご覧ください!

証言ドキュメント「こうして頂点を極めた~車いすラグビー 日本代表~」 [BS1]
・2018年12月30日(日)
午後5時~5時50分:世界選手権・準決勝「アメリカ戦」
午後6時~6時49分:世界選手権・決勝「オーストラリア戦」
2018年8月、世界選手権を制した日本代表。番組では池透暢、池崎大輔、倉橋香衣、岸光太郎、乗松聖矢、三阪洋行コーチ、ケビン・オアー監督、さらにはオーストラリア代表バット選手にもインタビュー。それぞれのプレーに込められた意図は?証言で振り返ります。アメリカ得意の守備をいかに攻略したのか?オーストラリアの速くて屈強なエースをいかに止めたのか?チームプレーが勝敗を分ける車いすラグビーの魅力を再発見する。


世界選手権の準決勝・決勝を再放送!
・12月28日(金)午前9:00~10:50[BS1]
車いすラグビー世界選手権 準決勝「日本」対「アメリカ」

・12月29日(土)午前0:50~2:30(金曜深夜)[BS1]
車いすラグビー世界選手権 決勝「日本」対「オーストラリア」



キーワード:    
著者:写真家 越智貴雄(おち・たかお)
1979年、大阪生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。2000年のシドニーパラリンピックから国内外のパラスポーツの撮影取材活動を続けている。2004年パラリンピックスポーツ専門ウェブサイト「カンパラプレス」を設立。2012年パラリンピック義足アスリートの競技資金集めの為にカレンダーを1万部出版し国内外で話題となる。2013年9月のブエノスアイレスでの2020東京オリンピック・パラリンピック招致最終プレゼンテーションで佐藤真海さんのスピーチ時に映し出された「跳躍の写真」が話題になる。2014年義足で前向きに輝く女性を撮影した写真集「切断ヴィーナス」を出版。撮影取材の他にも写真展や義足女性によるファッションショーなどを多数開催している。

越智貴雄さんへのインタビューはこちら
Road to Rio特別編 ~パラリンピック、かかわる人々。Vol.5 写真家・越智貴雄さん~