越智貴雄「感じるパラリンピックGallery」

アスリート "競技前"の流儀

競技前のアスリートたちの姿には、ルーティーンであったり、仕草の癖があったりする。
今日で、前半戦が終了。ここで、日本人選手を中心に、競技前の流儀を写真でご紹介します。

まず最初の写真は、女子200m予選(T47)に出場した辻沙絵選手。
両手をまっすぐ進む方向に突き出す。

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こちらも辻選手。
競技前、何度か跳ねたり、会場に流れる音楽に合わせ、身体を左右に動かしていた。
気持ちを整えているのだろうか。
それにしても、ここまで大きく跳ねている姿は見たことがなかった。

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走り幅跳び(T44)で日本人初メダルを獲得した中西麻耶選手。
コーチとのやり取りでは、手にぐっと力を入れながら、話を丁寧に聞いていた。
いつも入念で丁寧な“ネイル”を見せてくれる中西選手だが、今回の右手中指の金色ネイルが特に印象的。
決意と覚悟をネイルから見せてくれるなんて、アスリート女子力高し!

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競技直前、選手紹介のため、国際映像と競技場スクリーン用に、選手たちは、映像を撮られ映し出される。
その際、前川楓選手は、いつも、身体をめいいっぱい広げる。
競技前の緊張感漂う中、世界のどの選手よりも、楽しんでいるように見えるのは私だけ?

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男子走り幅跳び(T42)で銀メダルを獲得した山本篤選手の選手紹介の時のポーズ。
指の形の意味はわからないが、なんかかっこいい。

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女子100m(T44)予選。
こちらも、選手紹介時。
深々とお辞儀するのは高桑早生選手(左から2番目)。直角に体が曲げ、幾分長いお辞儀に感じた。
少し緊張していたのだろうか。 しかしながら、体育会系のスカッとした凄みを感じた。

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競技前、観客の歓声を聞かないようにしているのか?
落ち着こうとしているのか?
耳をふさぐ、中山和美選手。

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最後の写真は、タイの選手。
伴走者(右)が、スタート前に合掌。
お国柄が出るのも、国際大会の魅力だ!

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辻沙絵選手: 1994年10月生まれ  北海道函館市出身 神奈川県横浜市在住
中西麻耶選手: 1985年6月生まれ  大分県由布市在住
前川楓選手: 1998年2月生まれ  三重県津市在住
山本篤選手: 1982年4月生まれ  静岡県在住
高桑早生選手: 1992年5月生まれ  埼玉県深谷市出身 東京都新宿区在住
中山和美選手: 1983年6月生まれ  千葉県松戸市出身 神奈川県横浜市在住


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著者:写真家 越智貴雄(おち・たかお)
1979年、大阪生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。2000年のシドニーパラリンピックから国内外のパラスポーツの撮影取材活動を続けている。2004年パラリンピックスポーツ専門ウェブサイト「カンパラプレス」を設立。2012年パラリンピック義足アスリートの競技資金集めの為にカレンダーを1万部出版し国内外で話題となる。2013年9月のブエノスアイレスでの2020東京オリンピック・パラリンピック招致最終プレゼンテーションで佐藤真海さんのスピーチ時に映し出された「跳躍の写真」が話題になる。2014年義足で前向きに輝く女性を撮影した写真集「切断ヴィーナス」を出版。撮影取材の他にも写真展や義足女性によるファッションショーなどを多数開催している。

越智貴雄さんへのインタビューはこちら
Road to Rio特別編 ~パラリンピック、かかわる人々。Vol.5 写真家・越智貴雄さん~