越智貴雄「感じるパラリンピックGallery」

ロンドンのヒーロー!ジョニー・ピーコック選手

世界パラ陸上ロンドン、大会2日目、ロンドンパラリンピック、リオパラリンピック男子100m(T44)金メダリストの、地元イギリス、ジョニー・ピーコックが10秒75のタイムで優勝した!20170717_ochi_001.jpg(写真)右から3番目がピーコック選手

今年4月、ロンドンマラソンの取材時に訪れたロンドン市内で印象に残る出来事があった。いたる地下鉄駅構内にある目立つ広告スペースに、ロンドンパラリンピック、リオパラリンピック男子100m(T44)金メダリストのピーコックがモデルとなった世界パラ陸上選手権ロンドン大会のポスターが掲示されていた。
キャッチコピーは「THE HEROES ARE COMING(ヒーローがやってくるorヒーローが帰ってくる)」。一人の選手をピックアップした広告のインパクトに驚いた。20170717_ochi_002.JPG

今大会取材のため、初日にロンドン入り。そこでも驚かされたのが、ピーコックだった。地元紙「イブニングスタンダート」の一面(写真中央)はじめ、テレビ、インターネットなど、多くのメディアでその存在を見かけた。20170717_ochi_003.JPG大会3日目の夜、男子100m決勝(T44・下腿義足など)が行われた。
ピーコックがスタジアムに現れると、地鳴りのような大きな声援。その声援に手を振り応えるピーコック。プレッシャーもあり、緊張極限状態のはずなのに、この振る舞いに、僕も一気にピーコックの虜になった。20170717_ochi_004.jpg

20170717_ochi_005.jpgそして、いよいよレースが。20170717_ochi_007.jpg20170717_ochi_008.jpg

スタートこそ少し出遅れたように見えたが、中盤、一気に加速し、10秒75のタイムで見事に優勝!
ゴール後、観客は総立ちで、声援がなり止むことはなく、ウィニングランではスタジアム中から祝福を受けた。
これだけ、人々の心を熱狂させたピーコックに感動した!20170717_ochi_009.jpg20170717_ochi_010.jpg20170717_ochi_011.jpg20170717_ochi_012.jpg

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著者:写真家 越智貴雄(おち・たかお)
1979年、大阪生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。2000年のシドニーパラリンピックから国内外のパラスポーツの撮影取材活動を続けている。2004年パラリンピックスポーツ専門ウェブサイト「カンパラプレス」を設立。2012年パラリンピック義足アスリートの競技資金集めの為にカレンダーを1万部出版し国内外で話題となる。2013年9月のブエノスアイレスでの2020東京オリンピック・パラリンピック招致最終プレゼンテーションで佐藤真海さんのスピーチ時に映し出された「跳躍の写真」が話題になる。2014年義足で前向きに輝く女性を撮影した写真集「切断ヴィーナス」を出版。撮影取材の他にも写真展や義足女性によるファッションショーなどを多数開催している。

越智貴雄さんへのインタビューはこちら
Road to Rio特別編 ~パラリンピック、かかわる人々。Vol.5 写真家・越智貴雄さん~