【竹中記者リポート】芦田創、大きな課題が残る ~走り幅跳び・T47~

ロンドンで行われているパラ陸上の世界選手権で19日、走り幅跳びの腕に障害のあるクラスに出場した芦田創(あしだ・はじむ)選手(23歳)は5位となり、男子三段跳びに続く今大会2つ目のメダル獲得はなりませんでした。

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芦田選手が今大会1番重点を置き、「メダル以外意味がない」と臨んだ走り幅跳びで、大きな課題が残りました。


芦田選手は子どもの頃からの病気(悪性腫瘍)の治療ため右腕が不自由で、陸上は高校から本格的に取り組み始めました。

20170720_takenaka_002.jpg(写真) 子どものころ、闘病中だった芦田選手:ご本人提供

去年のリオデジャネイロパラリンピックでは男子400mリレーのメンバーとして銅メダルを獲得しましたが、専門の走り幅跳びでは6m52と12位に終わりました。
その悔しさをバネに練習に取り組み、今シーズンはフォームを改善して助走のスピードを上げることができたため、 3月のオーストラリアの大会では走り幅跳びで7m15をマークし、自己ベストを更新していました。
今回の世界選手権では、17日に男子三段跳びで銅メダルを獲得しましたが、19日の走り幅跳びでは、6回の跳躍のうち、4回でファウルとなり、記録も6m40とふるいませんでした。

大きな原因は「硬くて反発が大きかった」という助走路に対応できなかったことです。
踏み切りの際にうまくグリップをきかせることができず、姿勢が崩れたということです。
芦田選手は試合後、
「上位の選手と比べてスピードとパワ一が足りない。技術はそれなりのものをもっていると思うので、これから足りない部分を鍛えていって、常に7mのジャンプが出来るようにしたい」
と語りました。

20170720_takenaka_003.jpg(写真) 日本パラ陸上選手権の記者会見で 2017年6月

大舞台での対応力と、さらにパワ一を付けること。
課題は大きいものの、すでに3年後の東京パラリンピックに向けて気持ちを切り替えていた芦田選手。
これからの成長に期待です。

20170720_takenaka_004.jpg(写真)竹中記者と大会公式マスコット「ウィズビー」

執筆:竹中侑毅記者


芦田創選手: 1993年12月生まれ  大阪府池田市出身東京都新宿区在住


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