鹿肉を地域の名産にしようという宿願が、ようやく現実味を帯び始めた。農作物を食い荒らすなど深刻な被害を出している滋賀県の鹿。現在、駆除したものはその場で埋められることがほとんどだ。湖北の高島市朽木地区(くつき)では、事態を大きな無駄だととらえた猟友会が、先月、鹿肉専用の加工施設を立ち上げた。湖南の栗東市(りっとう)では、地域振興局の職員らがフランス料理店シェフの協力のもと“鹿バーガー”を試作。地元のイベントで周知を目的に販売したところ、臭みやクセがなく柔らかい食感がうけ、客の行列ができるほどの反響を得た。しかし、衛生面や需要と供給の上では、解決すべき問題も多い。リポートでは、新食材として開発に取り組む地域の熱意と、課題を紹介した。
【問い合わせ】
・猟友会の活動について
社団法人 滋賀県猟友会 TEL:077−525−7304
・「獣肉レシピ集」について
東近江地域振興局 農産普及課 TEL:0748−22−7728
・フランス料理店「オペラ」について
滋賀県栗東市綣(へそ)3−8−23 TEL:077−551−0817
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