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上方落語の会

 NHK大阪ホールで開催している「NHK上方落語の会」。昭和36年から始まって330回を超えるこの会は、上方落語の本格の芸を楽しんでいただける会として好評をいただいています。
この会で収録した、今、聞いていただきたい味わい深い話芸をじっくりと堪能していただけるのがこの番組です。旬の若手の噺家から、ベテラン噺家、そして上方落語界を代表する重鎮の落語家まで、多彩な出演者がとっておきのネタを披露。そして、落語に興味を持つゲストが実際に落語会を見て、落語の楽しさ、おもしろさをお伝えします。
笑いと涙の人情噺から爆笑創作落語まで、バラエティー豊かな内容でお届けし、落語をよく知らない人にも、寄席にいるかのように、落語の魅力を感じていただける番組です。

レギュラー司会者 小佐田定雄さん
ご案内 小佐田定雄さん(落語作家)
番組の案内役は、上方落語に造詣の深い落語作家の小佐田定雄さん。
毎回の出演者や、その落語について小佐田さんがわかりやすく紹介。
また、ゲストが感じる落語のおもしろさを聞き出します。
時にはゲストと共に落語にゆかりの場所をご案内します。

放送日時

総合テレビ   金曜日 午後3時10分~午後3時53分(関西地域向け)
※大相撲期間中は放送はありません。

放送予定

※放送日時・内容は変更・休止になる場合があります。

8月19日(金)

7月7日(木)にNHK大阪ホールで収録した「第365回NHK上方落語の会」での収録分から桂ちょうばさんと林家小染さんの落語を放送します。ゲストは最近は小説家としても活躍されているモデルの押切もえさんです。

桂 ちょうば(かつら ちょうば)

 ちょうばさんは1978年、京都市の生まれ。 2001年10月にざこば師匠のもとに入門いたしました。ギターの弾き語りをやったり、ネットラジオでおしゃべりしている「いまどきの若者」です。今回の演目は『ハンカチ』。漫才の「二丁拳銃」の小堀裕之さん作の創作落語です。(小佐田定雄)

「ハンカチ」

 結婚して20年。妻の誕生日も忘れてしまっている夫に「せめてハンカチ1枚でも…」と、プレゼントをする気持ちを催促する。夫婦喧嘩の末、表へ飛び出した夫は友人に出会い、彼が企画した商店街のイベント『妻に愛を叫ぶコンテスト』の出場者が足りないので出てくれと頼まれる。親友の頼みなので断れず渋々出場するのだが…。 第2回上方落語台本大賞優秀賞作。

林家 小染(はやしや こそめ)

 小染さんは1963年、大阪市生まれ。 1984年に先代小染師匠のもとに入門。「染八」と名付けられました。96年に「小染」を五代目として襲名。大阪のもっちゃりした味を濃厚に持っています。息子さんも「染八」の名前で活躍中。
 今回の演目は、林家のお家芸…『たいこ腹』。太鼓持ちの「悲劇」(?)を描いた一席です。(小佐田定雄)

「たいこ腹」(たいこばら)

 鍼治療にこった若旦那、はじめは野菜に鍼をうったりしていたが、どうしても人間で試してみたくなり、幇間の繁八を呼んで祝儀を弾むので鍼をうたせてほしいと頼む。繁八は金欲しさに渋々承知するが一本二本三本、鍼が抜けない。若旦那は怖くなり帰ってしまい、残された繁八は…。

8月 26日(金)

7月7日(木)にNHK大阪ホールで収録した「第365回NHK上方落語の会」での収録分から笑福亭由瓶さんと桂坊枝さんの落語を放送します。ゲストは最近は小説家としても活躍されているモデルの押切もえさんです。

笑福亭 由瓶(しょうふくてい ゆうへい)

 由瓶さんは1971年、兵庫県丹波市氷上町の生まれ。97年10月に鶴瓶師匠に入門。古典落語はもちろんですが、身近な話題を採り上げた創作落語にも、いい味があります。
 今回、お聞きいただきますのは『うなぎ屋』。この噺を聞くと、かば焼きが食べたくなるかもしれません。(小佐田定雄)

「うなぎ屋」

 新装開店したうなぎ屋へ二人の客がやって来る、なぜか店の主人はうなぎを割く所を見せない。威勢のよいうなぎをさばいてほしいと客が頼む、そこからこの主人とうなぎの壮絶な戦いが始まるのだが…。

桂 坊枝(かつら ぼうし)

 坊枝さんは1960年、大阪市の生まれ。1983年3月に五代目文枝師匠のもとに入門しました。関西だけでなく東京でも落語会を開いています。明るい口調でサラッと語られる、ちょっと毒のあるマクラが魅力です。
 お聞きいただきますのは、師匠ゆずりの『恐妻』。裏長屋の夏を描いた『船弁慶』という噺の前半です。(小佐田定雄)

「恐妻」(きょうさい)

 古典落語「船弁慶」の前半部分。いつも人のお供でおごって貰っている喜六、きょうは友達に誘われて割り勘で船遊びに行く事になるが、喜六は女房のお松に頭が上がらない。喧嘩の仲裁があって呼ばれていると嘘をつき船遊びに出かけることができたのだが…。

【ゲスト】

押切もえ(モデル・小説家)


 落語は今までDVDで見たことはありますが、生の高座を拝見するのは初めてでした。
落語と言えば「古典」というイメージが強かったのですが、小佐田先生から「現代を舞台にした噺もあるんですよ」と言われて見たのが、最初に登場された桂ちょうばさんの「ハンカチ」。現代の日常生活の夫婦の話と言うのが身近に感じられて、楽しませていただきました。普段の会話そのままで落語を演じておられるのが、ホッとする感じでした。
 次に出演されたのが鶴瓶さんのお弟子さんの笑福亭由瓶さん。鶴瓶さんには、インタビューをさせて頂いたことがありますが、ちょっとしたお話や今 そこで起きた話から何もかもにオチがあって皆さんの笑いをつかむという話術に感心しました。そのお弟子さんの由瓶さんの落語は、動きにとても勢いがあって、うなぎに翻弄されるうなぎ屋さんというのも面白く、もう高座から目が離せませんでした。
 その後に出演された桂坊枝さん。由瓶さんの汗をかいての熱演の後で、やりにくそうなことを言っておられましたが、「恐妻」という噺、旦那さんをキュッと懲らしめたい奥さんの気持ちはすごく分かったんですけど ちょっとひどい事もしてましたよね。でも それにも笑いがあって落語として楽しく見られました。
 そして、林家小染さんの「たいこ腹」。登場人物2人の人物の性格と感情がすごく演じ分けられていて目をみはる面白さ。それに、ずっとにぎやかにお話しされているのにオチへ入る時はスッと入る、言葉のオチをピタッと合わすのがきれいで格好良かったです。

 高座とステージでは違いますが、モデルの仕事でも自分を表現したり、お客さんの反応を見ながら表現することがありますので、落語家さんの、お客さんの反応の取り入れ方や、ちょっとした間の取り方というのはすごく勉強になります。また、ラジオもやっているので お客さんをつかむという事は、話をしていく上ではとても参考になりますね。  「昔から物語を読むのも書くのも大好きなので…」、ということを小佐田先生に言ったら、「作家なんやから新作落語も書いてください」と言われましたが、まだまだそんなことはできません。でも、生で見る落語は躍動感が全然違いました。客席と舞台の織り成す空間をまるごと感じて、楽しめるのがとても良かったです。今後の自分の活動にとっても、たいへん参考になりました。ありがとうございました。  
9月 2日(金)

11月12日(木)にNHK大阪ホールで収録した第357回NHK上方落語の会での収録分から桂福丸さんと桂塩鯛さんの落語を放送します。ゲストはスポーツコメンテーターの田中雅美さんです。

桂 福丸(かつら ふくまる)

 福丸さんは神戸市生まれ。
京都大学法学部を卒業。2007年2月に福團治師匠のもとに入門しました。修業時代の経験を生かして(?)「怒られ力」という本を上梓(じょうし)しました。今回の演目は『書割盗人』。バーチャルリアリティを先取りした、泥棒の登場する噺です。(小佐田定雄)

「書割盗人」(かきわりぬすっと)

 男の家には家財道具は一つもない。そこで絵の上手な甚兵衛さんに壁に貼った白い紙にいろいろと家財調度一式を書いてもらうことに。凄まじく豪勢な部屋になった。この部屋を見た泥棒がその晩にやって来るが、すべて絵に描かれた物とわかり、「つもりで住んでるのならば、つもりで盗んでやれ」と自分もとったつもりの芝居を始める。そこで男が目を覚ますのだが…。

桂 塩鯛(かつら しおだい)

 塩鯛さんは京都市生まれ。
1977年1月にざこば師匠に入門した一番弟子です。出身地の「京都」の「都」の字を取って「都丸」と名付けられましたが、2010年に四代目「桂塩鯛」を襲名。今年2月にはめでたく還暦記念の落語会を盛大に開催されました。
今回の演目は、ショッピングの秘訣が紹介されている『つぼ算』。ただし、決して真似はなさいませんように。(小佐田定雄)

「つぼ算」(つぼざん)

 喜六が源さんに頼んで壷を買ってもらいに行く。源さんはまず、一荷入りの壷を3円で買って店を出る、再び店に戻って本当は二荷入りの壷が入り用だと、さきほど払った3円と下取りした3円とで6円の壷を持って帰ろうとするが、瀬戸物屋はこの計算がわからなくなり困惑する…。

【ゲスト】

田中雅美(スポーツコメンテーター)


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