7月2日放送

母ちゃんが支える郷土の宝 〜京都・宮津〜

京都

旅の舞台は京都府宮津市。天橋立が見守る穏やかな海では、超特大のトリガイが育っています。
町中では、あんこの代わりにカレー味の具材を大判焼の衣に包んで焼いた「カレー焼き」や、汁気たっぷりのカレー焼きそばなど、名物料理もたくさん。
山では、藤蔓の繊維を紡いで作る織物「藤織り」の技が受け継がれています。
今回の旅では、そんな郷土の「宝物」を支える、明るい「母ちゃん」のパワーにふれ、元気をもらいます。

旅した人

勝野洋(俳優)
熊本県出身。テレビドラマ『太陽にほえろ!』へのテスト出演を経て、“テキサス刑事”役に抜擢され、一躍人気者に。愛妻家としても知られ、家族の絆を何よりも大切にしている。

松居直美(タレント)
茨城県出身。坂本冬美や石川さゆりら演歌歌手のものまねを得意とし、ものまねレパートリーも豊富。チャレンジ精神旺盛で旅先での出会いを楽しみにしている。

島よしのり(ナレーター)、橋本のりこ(ナレーター)

旅したところ京都・宮津

  1. トリガイ
    静かな宮津の海辺の町で、漁師のご夫婦に出会いました。お2人が育てていたのはトリガイ。普段目にするものよりはるかに大きなトリガイができるのは、栄養豊かな宮津の海だからこそ。ご主人と二人三脚で歩んでこられた奥様の愛情を伺いながら、トリガイを丸ごと豪快に料理したトリガイの煮つけを頂きました。
  2. 浜売り
    宮津で古くから栄える漁師町、小田宿野。市場に魚を運ぶ前に地元の人がほしい魚を選べる「浜売り」という風習が今も残っており、朝になると港には近所のお母ちゃんが次々にバケツを持ってやってきます。水揚げされた途端、その魚に群がるお母ちゃん、パワーに圧倒されました。
    安さと新鮮さが人気の「浜売り」はお母さんにいいものを安く届けてあげたい、という港の皆さんの気持ちが込められていました。
    【取材で行った場所】
    栗田漁業生産組合 小田事業所
    住所:〒626-0052 京都府宮津市字小田宿野357
    TEL:0772-25-0433
  3. オイルサーディン
    港で出会った男性に連れられてきたのは缶詰工場。100年以上前からお母さん達が力を合わせ、大切に作り続けてきた缶詰、中でも、オイルサーディンは小さな漁村から全国へ届けられてきた人気の品です。2人は地元のお母さんが考えたオイルサーディンのサラダと炊き込みご飯を頂きました。
    イワシに愛情を注ぎ、仲間と大切に作って来た宮津のオイルサーディン。そこにはお母さんたちの郷土への誇りがありました。

    【番組で紹介したオイルサーディンの炊き込みごはんの作り方】
    (材料 3~4人分)
    オイルサーディン1缶、米2合、ショウガひとかけ、万能ネギ4本、
    しょうゆ大さじ2、みりん大さじ1、酒大さじ1、だし汁適量

    (作り方)
    1、洗った米にオイルサーディン(缶の油も)を入れ、
      千切りにしたショウガを加える。
    2、しょうゆ、みりん、酒、だし汁を入れ、目盛り通りに水を加え炊飯器で炊く。
    3、茶碗に盛り、小口切りにしたネギを散らす。
  4. カレー焼き
    かつて7万石の城下町として栄えた、古い商家の建物が並ぶ宮津の中心部。そこで匂いにつられて見つけたのは「カレー焼き」。宮津では当たり前のソウルフードというカレー焼きを作っているのは、50年間一人で店を切り盛りしてきたお母さんでした。「カレー焼きのおばちゃん」と、地元で長年親しまれています。野菜がたっぷり入ったカレー焼きは、お母さんの優しさに包まれていました。
    【取材で行った場所】
    あかふく
    住所:〒626-0041 京都府宮津市鶴賀2160-6
    TEL:0772-22-4523
  5. カレー焼きそば
    宮津でもう一つ、カレーを使った地元でなじみの味が「カレー焼きそば」。長年愛され続けているカレー焼きそばは、よく炒めた具材と茹で上がった手打ち麺に、カレー粉とソースで作ったスープがたっぷり絡んだ宮津のソウルフード。40年以上作り続けている夫婦食堂で、夫婦2人の温かさが詰まったカレー焼きそばを頂きました。
    【取材で行った場所】
    藤木食堂
    住所:〒626-0008 京都府宮津市万年895-9
    TEL:0772-22-3551
  6. 藤織り
    山間に古民家が立ち並ぶ上世屋(かみせや)という集落で田んぼの草刈りをしているおばあちゃんに出会いました。上世屋で生まれ育ったおばあちゃんは、村のことなら何でも知っている、生き字引。
    そんなおばあちゃんは藤の蔓から反物を作る「藤織り」の名人でもあります。上世屋の母ちゃん達が、心をこめて、娘へ、孫へと伝えてきた藤の布。その技とともにおばあちゃんの心は、次世代の若い人たちに受け継がれていました。
  • 行き方
    ② 京都丹後鉄道「栗田駅」より車で約6分
    ④ 京都丹後鉄道「宮津駅」より徒歩約1分
    ⑤ 京都丹後鉄道「宮津駅」より徒歩約15分

視聴者のみなさまへ
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担当日記

今回の「えぇトコ」は、故郷を愛し、家族を愛する「お母ちゃん」が主役です。
家族をまとめ、仲間と協力し、村のみんなに頼りにされる宮津のお母ちゃんたち。
そしてそんなお母ちゃんに支えられながら頑張っているのが、お父ちゃんです。
撮影の時に聞かせていただいた、お母ちゃんへの言葉が素敵でした。
「奥さんのやさしさがトリガイに伝わる」とおっしゃった漁師の本藤さん。
「愛しとるよ~」と50年目の告白をされた食堂のご主人、藤木さん。
日頃から心の中では思っていながら、なかなか口に出せない感謝の言葉を伺うことができたのは、今回の旅人、勝野洋さんと松居直美さんのおかげです。
特に、結婚されて37年経った今でも、毎日のように奥様へ愛を告げるという勝野さん、言葉にしてこそ愛だ!という哲学をお持ちです。照れまくる宮津のお父ちゃんたちに、思いのたけを口にするように迫っておられました。「愛してるんでしょ、だったらそれをちゃんと言わなきゃダメですよ」と。そのおかげでご夫婦の仲睦まじい様子が撮影できました。
空気のように何十年も連れ添ってこられたご夫婦、愛情を改めて表現することで、お父ちゃんはお母ちゃんの偉大さを再確認されたようでした。

そう、お母ちゃんは偉大です。宮津で知り合ったたくさんのお母ちゃん達。
自分は前に出ることなく、いつもニコニコしながら、控えておられます。
しかしそんなお母ちゃんの持つ力と技があってこそ生み出される「宝」が、宮津には確かにありました。

山と海から生み出される豊かな宮津の恵み。
その恵みに、我が子にかけるような深い愛情をもって接し私たちに届けてくれるお母ちゃん。
宮津を旅して出会う、おいしいものや素敵なものには、そんなお母ちゃんの愛情が必ずこめられています。それは、穏やかで朗らかでやさしい、まるで宮津の海のような愛です。

担当D 吉村

わたしもひとこと!