1月8日放送

京都の旬は冬にあり! 洛中ほっこり旅

京都

底冷えするため、冬の寒さが厳しい京都。電気やガスがなかった昔から育まれてきた、千二百年の都ならではの工夫が、暮らしに、食に、道具にあります。いにしえの伝統を守り続ける人々との出会いを楽しみながら、京都の冬を、ほっこり味わう旅です。

旅した人

モト冬樹(タレント)
東京都出身。音楽好きが高じて、同級生だったグッチ裕三らとバンドを結成。ものまね番組で人気者に。個性的なキャラクターでお茶の間に笑いを届けるかたわら、俳優としても活躍している。

篠原ともえ(タレント・アーティスト)
東京都出身。歌手、タレント、デザイナー、音楽プロデューサーなど幅広く活動する。1990年代末に個性的なファッションと強烈なキャラクターで、「シノラー」ブームを巻き起こした。

島よしのり(ナレーター)、橋本のりこ(ナレーター)

旅したところ京都・洛中

  1. 大根焚き(だいこだき)
    毎年12月9~10日に、了徳寺で行われる行事「大根焚き」。約三千本の大根が、門徒たちの奉仕で早朝から大鍋で焚かれ、無病息災を願う参拝者にふるまわれます。昔ながらの醤油味の大根焚きで旅人は心温まるひと時を味わいました。
  2. 薪で炊く豆腐
    精進料理が育まれ、豆腐が盛んに作られてきた京都。
    江戸時代に創業し、200年近く続く豆腐店では、今でも薪を使って豆腐を作っています。中でも、冬限定の「焼き豆腐」は、地元の人々に愛され続ける絶品!外はパリッと、中はふんわりした食感とうまみが閉じ込められた味に舌鼓をうちました。
    【取材した豆腐を購入できるところ】
    入山とうふ店
    住所:京都市上京区東魚屋町347
    電話:075-241-2339
  3. 手作りの金網製品
    お茶の店で見つけた、手製の茶こし。専門の職人さんがいると聞き、金網専門店へ。ここでは茶こしだけでなく、湯豆腐をすくう杓子やザルなどもすべて手作り。使いやすく、美しく、使い手の気持ちを大切に考えて作られた「用の美」を生み出す技は、親から子へと着実に引き継がれていました。
    【取材した金網製品を購入できるところ】
    辻和金網
    住所:京都市中京区亀屋町175
    電話:075-231-7368
  4. ちろり(酒器)
    日本酒を湯煎で温める酒器「ちろり」。熱が伝わりやすく、酒の風味を飛ばさずに、素早く温めることができる錫(すず)を使います。心を込めて作られるちろりは、目利きが多い京都人も納得の逸品です。
    【取材した ちろりを購入できるところ】
    清課堂
    住所:京都市中京区妙満寺前町462
    電話:075-231-3661
  5. 冬の京野菜
    冬は京野菜がおいしくなる季節。この時期は聖護院大根や金時人参などが旬です。京都の町中に一番近い畑で京野菜を育てる農家さんに出会いました。畑で採れた野菜を自宅前で販売しており、近所の主婦に大人気。京都の風土を大切にして育てた野菜は甘く、おいしいといいます。そんな味を堪能できる雑煮など、冬に温まる家庭料理をいただきました。
  6. 湯葉
    世界に誇る京料理に欠かせない食材・湯葉。創業1716年の湯葉専門店では、高級料亭や旅館などの細かい注文に職人技で応え続けてきました。豆乳を温めてできる表面の膜を引きあげて作る湯葉。旅人も湯葉作りに挑戦し、出来たての湯葉を堪能しました。
    【取材した湯葉を購入できるところ】
    湯波半老舗
    住所:京都市中京区白山町250
    電話:075-221-5622
  7. すっぽん鍋
    江戸時代から京都の人々の憧れだった、すっぽん料理。創業は元禄年間、300年以上の歴史を誇る、すっぽん専門店を訪れました。メニューはすっぽん鍋のコースのみ。1600℃の高温で鍋を熱することで、うまみを引き出します。日々のたゆまぬ努力によってたどり着いた究極のすっぽん鍋で体の芯まで温まりした。
    【取材した すっぽん鍋を食べられるところ】
    大市
    住所:京都市上京区六番町371
    電話:075-461-1775
  8. 水尾の柚子
    京都市の中心部から西へ車でおよそ20分にある水尾集落。平安時代、豊かな自然を求めて皇族や貴族が狩りに来ていたといわれます。そのころから集落の人がもてなしに使っていたのが柚子。今でも柚子風呂や柚子茶などで温かくもてなしてくれます。中でも柚子おろしで食べる鶏すきは冬の贅沢。心も体も温かくなりました。
    【取材した柚子料理を食べられるところ】
    柚子風呂振興連絡会(担当:直八、平成28年8月31日まで) 
    住所:京都市右京区嵯峨水尾岡ノ窪町19(直八)
    電話:075-882-7456(直八)
  • 行き方
    ① 京都駅から、京都市バス「宇多野・山越行」に乗車し、
      「鳴滝本町」(約45分)にて下車、徒歩約3分
    ② 京都駅から地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車、徒歩約8分
    ③ 京都駅から地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車、徒歩約7分
    ④ 京都駅から地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」下車、徒歩約13分
    ⑥ 京都駅から地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」下車、徒歩約10分
    ⑦ 京都駅から、京都市バス「北大路バスターミナル行」に乗車し、
      「千本出水」(約25分)にて下車、徒歩約3分
    ⑧ 京都駅からJR嵯峨野線「保津峡駅」下車、水尾自治会バスに乗車し、
      水尾で下車

視聴者のみなさまへ
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担当日記

京都の冬は「底冷え」という言葉が似合う、と京都人の知人に聞いたことがあります。確かに、足元から突き刺すような冷えが体の芯までやってくる、あの感じは京都ならではだと思います。年間で5000万人が訪れる世界一の観光都市・京都ですが、四季の中でも冬の観光客が激減するのは、その寒さゆえなのでしょう。しかし京都は、そんな「冬」こそ一番素敵!というのが今回のえぇトコです。

紅葉の時期、芋の子を洗うような人混みの中、「風情がないなあ」と思ったことのある皆さん、冬の京都の素敵なこと、情緒あふれる景色をゆったり眺めながら過ごせること請け合いです。冬の澄んだ空気の中、鴨川の向こうにくっきり見える北山や雪の衣装をまとった金閣寺、冬枯れの哲学の道…、他の季節とは別の顔で迎えてくれるはずです。

そして、ひときわ寒い土地で培われてきた、冬を温かく過ごすための1200年の知恵と伝統。それこそが冬の京都の最大の魅力です。今回ご紹介した冬の京野菜や柚子風呂、焼き豆腐、どれも他の季節では味わうことのできない「ほっこりと温かい」ものばかりです。
そして、冬の温かいものを通じて知り合った「温かい人」たちが私たちの身も心も温かくしてくれました(手垢のついた言葉で恐縮ですが、これ以上ぴったりの言葉が見つかりません)。

厳しい寒さで冷え切った体に、あったかいものが染み入るとき、人は最高の笑顔になります。京都大好きで京都には慣れているはずのモト冬樹さんと篠原ともえさんも、とびきりの笑顔を何回も見せてくださいました。人の心が通ったぬくもりの食・品・技。今しか体験できないそんなモノと人が待っている冬の京都。きっと皆さんも、最高の笑顔にしてくれるはずです。

担当D 吉村

わたしもひとこと!