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5月1日放送

昭和ノスタルジー 大阪港めぐり

大阪

海遊館や観覧車など、お出かけスポットとして人気の大阪港。実は歩いてみると、ノスタルジックな「昭和」がいっぱい!築80年のレトロビル、戦後から変わらぬ佇(たたず)まいの商店街、職人のこだわりが込められた焼きアナゴなど。港湾で働く人が暮らす下町でもある大阪港をめぐると、庶民的な港の歴史や伝統が見えてきます。大型連休に家族や友人と出かけたくなる、大阪港の魅力を再発見する旅です。

旅した人

藤岡弘、(俳優)
愛媛県出身。海外でも活躍するアクションスター。世界100か国以上を旅している。武道家としても日々鍛錬を重ねており、日本の伝統や礼節を尊ぶ。今年、芸能生活50周年を迎える昭和の熱血漢。

熊谷真実(女優)
NHK連続テレビ小説「マー姉ちゃん」で一躍人気に。以降、テレビ・映画など様々なフィールドで活躍。2012年、18歳年下の書道家と結婚し、公私ともに充実中。大の旅好きで好奇心旺盛。大阪は第2のふるさと、というほどの大阪好きでもある。

島よしのり(ナレーター)、橋本のりこ(ナレーター)

旅したところ大阪・大阪港

  1. 激動の昭和を耐え抜いた「レトロビル」
    レトロな雰囲気が残る昭和初期に建ったビル。その中は港や船で使う機械を修理する会社でした。地盤沈下のため、かつて1階だった部分は、今、半地下になっています。戦災や地震にも耐えてきたビルと共に昭和を見続けてきた、84歳の修理工に話を伺い、港を支えてきた誇りを知りました。
    ちなみに、このビルの2階はオムライスが人気のおしゃれなカフェになっています。
  2. 港湾の労働者を癒やした「モーニングセット」
    懐かしい雰囲気の喫茶店が多い大阪港。かつて夜勤明けの労働者が、仕事終わりの食事としてモーニングを楽しんでいたときの名残です。どこで食べても安くてボリューム満点。その1軒で充実のモーニングをいただきながら、働く男たちで港が栄えていたころの、大阪港の歴史を伺いました。
  3. 昭和がそのまま残る「下町の商店街」
    戦後から変わらない時間が流れる八幡屋商店街を訪れました。出会ったのは、みな陽気で飾らない人ばかり。何十年も続くぬか床で作る古漬や、大阪名物のショウガ天など、昭和から作り続けるおいしい名物をいただきながらの楽しい会話は、昔から変わらない商店街ならでは。元気に商う人たちからパワーをもらいました。
  4. 大阪港の繁栄を支えてきた技「スクリュー修理」
    全国でも珍しい、船のスクリューを専門に修理する工場。大阪港の船のほとんどが世話になっています。修理はすべて手仕事。スクリューの大きさやゆがみは1つ1つ違うため、機械では直せないのです。ハンマーで叩き、その音を頼りに修理していきます。港と共に歩んできたオンリーワンの技術に、感銘を受けた藤岡さんでした。
  5. 港で愛されてきた「食堂のカレー」
    高度経済成長期、港で働く労働者のお腹を満たしてきた食堂にお邪魔しました。そのころから愛されてきたのが、家庭の味を思い出させる昭和のカレー。働く人の栄養を考え、野菜をたっぷり入れ、1日かけて煮込みます。まわりの景色がどんどん変わる中、そこだけ時間が止まったような空間に身をおきながら、昭和の時代に思いを馳せました。
  6. 大阪の食文化を担う「焼きアナゴ」
    かつてアナゴ漁が盛んに行われていた大阪港。たくさんのアナゴ加工業者も、この町で生まれました。そんな1軒を訪問。作るのは焼きアナゴ。押し寿司や鍋の具材として大阪の食に欠かせない味です。形や大きさによって火加減を微妙に調整しないといけない焼きアナゴ。地元ではアナゴがあまり獲れなくなってしまった今でも、伝統の味を絶やしてはいけないと、焼き続けています。熱い思いが焼きたてのアナゴの味にあふれていました。
  7. 仕事終わりのパラダイス「昭和の居酒屋」
    地元の労働者の憩いの場として長年親しまれている居酒屋へ。そこでいただいた「スジ」や「どて焼き」は、大阪人に欠かせない定番。安くてボリューム満点、働く人たちの活力源です。何十年もの間、毎日通い詰める常連がゴロゴロいる港町の名店で、昭和から変わらない熱気を体感しました。
  • 行き方
    ① 地下鉄中央線・大阪港駅から徒歩6分
    ② 地下鉄中央線・大阪港駅から徒歩3分
    ③ 地下鉄中央線・朝潮橋駅から徒歩7分
    ⑤ 地下鉄中央線・大阪港駅から徒歩4分
    ⑦ 地下鉄中央線・弁天町駅から徒歩1分

担当日記

みなさんは「大阪港」と聞くと、何が頭に思い浮かびますか?
海遊館? 大観覧車? 日本一低いと言われる天保山?
もちろんそれらも楽しい一面ですが、今回お伝えしたかったのは大阪港の別の顔。
海遊館が出来るずっと前から営まれてきた暮らしでした。

大阪の海の玄関口として世界中から船が寄港した港。外国の船員たちが闊歩(かっぽ)し、荷揚げ作業を担う人たちで賑(にぎ)わっていた通り。大阪港の路地裏を歩いてみると、そのころの雰囲気をまとった場所に、そこかしこで出会います。力いっぱい働いた人が集った食堂や喫茶店。漬物や天ぷらなど、作り手が見える品を商う、懐かしの商店街。そして、そこで生き生きと、どっしりと地に足をつけて、明るく勤勉に暮らす人たち。
つまり、そこには日本中が元気に明日を夢見ていた「昭和」が息づいているのです。

「昭和ノスタルジー」というテーマで今回取材させていただいた、大阪港で生きる方々。
昔を懐かしんだり、偲(しの)んだり、というばかりではない、活力にあふれた人ばかりでした。
守り続ける技や、変えない佇(たたず)まいが、強さや元気を生むのだということを教えられました。
そのパワーをもらいに、何度も行きたくなる「昭和」が、そこにはあります。
もしも今度、大阪港に遊びに行かれるなら、1時間でいいので、気ままに町をぶらっと歩いてみてください。関西きってのお出かけスポットで、あなただけの「昭和」が見つかるはずです。

担当D 吉村

わたしもひとこと!

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