7月4日放送

いにしえの言葉で10倍楽しい紀伊半島
〜熊野古道前編・聖地を巡る〜

和歌山

古代より自然を敬い、独自の信仰と文化を育んできた世界遺産、紀伊半島・熊野を巡る初夏の旅。深緑と黒潮、そして地元でしか食べられないおいしいもの。そんな魅力いっぱいの熊野を、更に深く楽しむためのキーワードは地元に古くから伝わる言葉の数々…「しび」「ごとびきいわ」「いそしいか」とは?先人たちの知恵に舌を巻く驚きと感動の旅、2週に渡ってお届けします。

旅した人

藤岡弘、(俳優)
愛媛県出身。海外でも活躍するアクションスター、世界100か国以上を旅している。武道家としても日々鍛錬を重ねており、日本の伝統や礼節を尊ぶ熱き男。

佐藤唯(タレント)
山形県出身。故郷の訛りを話す「ナマドル」の代表格として人気に。人見知りをしない性格、旅先で出会う人と触れ合うのが大好き。

旅したところ紀伊・熊野古道

  1. 神宿る 那智大滝
    滝自体がご神体とされている那智大滝。落差133m、垂直に落ちる一段の滝としては日本一の落差を誇る。
    神聖な滝と向き合い、那智という地名の由来など、古代に思いを馳せた。
  2. 八咫烏(やたがらす)と出会う 熊野那智大社
    神武天皇を那智勝浦から奈良へ導いた伝説の八咫烏。その八咫烏を訪ねて熊野那智大社へ。勝利祈願に訪れたサッカー日本代表チームのサイン入りユニフォーム、烏文字で書かれたお札、八咫烏が姿を変えた烏石、など、神社のそこかしこに現れる八咫烏の姿に藤岡さんと佐藤さんもビックリ。
  3. 手作りのこだわり 那智黒硯
    熊野那智大社の参道で、熊野特産の那智黒石から作る硯を見つけました。1つ作るのに2日半かかるという手作りの硯はずっとすり続けたくなる気持ちいいすり心地。硯によって相性が違うことを体感した藤岡さん、すっかり夢心地でした。
  4. 生マグロの町 マグロ尽くし
    生マグロの水揚げ日本一の那智勝浦、この時期旬のビンチョウマグロに舌鼓。生マグロの町ならではの骨付きの身、中落ちや部位ごとに違う調理法に感嘆! カブト(頭部)の中にある様々な部位の味わいも満喫しました。
  5. 町を見守る ゴトビキ岩
    新宮市にある神倉神社「ごとびきいわ」という言葉の正体を求めて最大斜度45度の急こう配、538段の石段を上へ。
    山頂に鎮座していた「ゴトビキ岩」は神社のご神体。古代から町の人の崇拝を集めている岩の堂々たる姿に手を合わせました。
  6. 氷が違う かき氷
    新宮で51年間愛されているかき氷、自然水を72時間かけてじっくり冷やして作った氷、口の中でふわりと溶ける味わい、地元のかんきつ類、じゃばらを使った人気のシロップで頂きました。
    ちなみにご主人が毎朝食べるという、この氷で冷やした特製の冷たい「茶がゆ」もいただきました!
  7. 熊野古道 旬菜の宿
    世界遺産熊野古道中辺路に佇む、1日1組限定の宿。古代から熊野の人が食べたであろう旬の山の幸を御馳走してくれました。炙った鮎でダシをとった鮎そうめん、貴重なニホンミツバチの蜜など、熊野ならではのもてなしに大満足!
  • 行き方
    ①  JR紀伊勝浦駅 熊野交通路線バス約30分
       「那智の滝前」バス停下車後 徒歩5分
    ②  JR紀伊勝浦駅 熊野交通路線バス約30分
       終点「那智山」バス停下車
    ③  ②と同じ 熊野那智大社から徒歩15分
    ④  JR紀伊勝浦駅 徒歩5分
    ⑤  JR新宮駅 徒歩15分(神倉神社登り口まで)
    ⑥  JR新宮駅 徒歩13分
    ⑦  JR紀伊田辺駅 龍神バス約60分「近露王子」下車 から送迎あり

担当日記

「日本はいいよね~」、熊野をまわっているとき、藤岡弘、さんから何度この言葉を聞いた事でしょう。
初めて訪れる人にもどこか懐かしさを感じさせる地、それが熊野なのだと思います。
熊野の旅を、より楽しむために注目したのが「言葉」でした。
古来より神々が宿る土地として崇められ、また険しい山と黒潮に育まれた独自の文化が発達した熊野は、先祖代々伝えられてきた不思議な言葉がたくさん残るエリア。
「言葉」を手掛かりに、いにしえの日本を辿る紀伊半島の旅。
藤岡弘、さんは、日本人の心をこよなく愛する方だけに、イメージにぴったり。
パートナーは、故郷の言葉を大事に使い続ける佐藤唯さん。
まるで親子のような2人旅、初共演とは思えない息の合ったコンビネーションでした。
熊野でしか採れない石を使った硯に感動したり、旬のビンチョウマグロ(ビンナガマグロ)のおいしさに驚嘆したり、貴重なニホンミツバチの蜜を堪能したり…。
古代から受け継ぐ先人の知恵や、自然の恵みを無駄にしない工夫、「もったいない」や「おもてなし」の精神にあふれた日本の美徳が、熊野にはいっぱいありました。
同じ景色を見、同じ食べ物を食べても、その背景にある歴史や思いを知っているのと知らないのとでは、感じ方が違います。
視聴者の皆様に少しでも感じて頂ければ幸いです。

担当D 吉村

わたしもひとこと!