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ワクチン4回目接種 5月25日から開始 この先どうなる?

2022.05.24

新型コロナワクチンの4回目の接種が5月25日から始まります。

しかし、3回目の接種率は年代ごとにバラツキがあり、使用期限が切れたワクチンを廃棄する自治体も。

ワクチン接種は今後、どうなっていくのでしょうか。

(大阪放送局 新型コロナ取材班)

5月25日からワクチンの4回目接種始まる

5月25日からワクチンの4回目接種が始まります。

ワクチンの効果は次第に薄れていくため、追加の接種が必要になります。

対象者は
▼60歳以上の人、
▼18歳以上で基礎疾患があるなど重症化リスクが高い人。

3回目の接種から5か月たった人に、ファイザーとモデルナのワクチンを使って接種を行います。

街の人は…

繰り返しワクチンの接種が必要になることについて、街の人はどのように受け止めているのか。

大阪・梅田で聞きました。

67歳の男性は「3回目のワクチンを接種しましたが、体調もいいし、安心感があります。4回目の通知が来たら受けようと思います」と話していました。

60代の女性は「3回目のワクチン接種では40度を超える熱がでましたが、もし感染したらこれよりもっとしんどいのかなと思ったので打ちました。4回目のワクチンは、自分が重症化しないことと、ほかの人にうつさないようにするために、受けようと思います」と話していました。

一方、若い世代からは3回目の接種を受けていないという声も聞かれました。

20代の女性は「まだ3回目は受けていません。周りの友達で3回目を受けている人も少ないです。回数を重ねるのがこわいと感じるし、若い人はそんなに頻繁に受けなくてもいいのではないかと思う」と話していました。

また、別の20代の女性は「感染が収まるなら打った方がいいと思いますが、このままいったら何回目まで接種することになるのかなということは強く感じています」と話していました。

3回目接種は年代ごとにバラツキが…

ワクチンの接種率は年代ごとにバラツキがあります。

大阪府の場合、5月15日までに3回目接種を済ませた人の割合は
▽65歳以上は85%なのに対し、
▽40代は41%、
▽30代は31%。

高齢者は接種が進んでいますが、若い人は進んでいないのが現状です。

3回目ワクチン 廃棄相次ぐ

3回目の接種のために確保したワクチンを使用期限切れで廃棄する動きも相次いでいます。

このうち、大阪・茨木市では、モデルナのワクチン合わせて2万100回分を廃棄することになりました。

▽当初、国や大阪府が大規模接種会場を設置するか決まっていなかったため、ワクチンを多めに確保したことや、
▽ファイザーのワクチンを希望する人が多かったこと、
それに、
▽若い年代の接種が進まなかったことなどが原因だとしています。

茨木市の集団接種会場の1つ、保健医療センターでは、1日420人の接種枠のうち、5月24日の予約は午前中の段階で14人、率にして、3.3%でした。

茨木市では、対象者に4回目の接種券を送るなど準備を始めていますが、モデルナのワクチンについては国に追加は求めず、これまで確保した分で対応するということです。

茨木市健康福祉部健康づくり課の青木耕司課長は「市民のために確保したワクチンを廃棄することになり断腸の思いだ。4回目は在庫を活用しながら廃棄を防ぐとともに、対象の市民に対し、積極的な接種を呼びかけていきたい」と話しています。

ワクチンの3回目接種では
▽大阪府が4月、およそ1万回分廃棄したほか、
▽京都府でも1万回分が5月末までに廃棄される見通しとなるなど、
使用期限切れで廃棄する動きが相次いでいます。

この先いつまで打てばいいの? 専門家は

私たちはこの先、いつまでワクチンを打てばいいのでしょうか。

免疫学が専門の大阪大学の宮坂昌之招へい教授は「副反応などの影響もあり、接種を敬遠する人もいたかもしれないが、ワクチンは接種を重ねるごとに、効果が長期化する傾向にある」と話しています。

そのうえで「これまでは半年に1回ほど、接種が必要だったが、今後は1年に1回程度、希望者が接種を受けるようなインフルエンザのワクチンのような状況になることを期待している」と話していました。

ワクチン接種を今後どうしていくのかはこれからの議論ですが、希望する人が接種できる環境は必要だと指摘しています。