みんなの防災

隣近所の助け合い

大きな地震が起きた後は、多くの人が助けを求めています。消防や警察、自衛隊などの「公的な救助」の手は不足します。

こうした時、頼りになるのが、隣近所の助け合いです。
阪神・淡路大震災では、けがをした人のおよそ6割が友人や隣近所の人に救出されたと答えています。

地震の後、津波や崖崩れの危険から急いで避難する必要がない場合には、家族の無事を確かめたあと、隣近所で力をあわせて、救出活動や消火活動をおこなってください。

まず、なによりも「連携」することが大切です。
チカラのある人は、安全に配慮して、閉じ込められた人たちを助け出してください。
同時に、助けを呼びに行ったり、道具を集めたり、けが人に応急処置をしたり、医療機関に搬送したり、できるかぎりみんなで手分けして取り組みます。

さらに地震が起きる心配もあります。たがいに声をかけあいましょう。

障害や病気、けがを負うなどして、助けを呼ぶことができない人がいるかもしれません。

ふだんのお付き合いから、どこにどんな人が住んでいるか、たがいに知っておくと、いざというときの力になるはずです。いまのうちに、「ご近所力」をアップしておきましょう。