みんなの防災

ペットの避難

国は、動物愛護や公衆衛生の観点などから、災害時にペットを連れて避難することを原則としています。

しかし、避難所に入っていっしょに過ごす「同伴避難」ができるかどうかは、自治体ごと、さらには避難所ごとに対応が異なります。動物が苦手な人やアレルギーのある人たちへの特別な配慮が求められるからです。

まずは、お住まいの自治体の窓口で、ペットの「同伴避難」に関してどのような方針が定められているのか確かめましょう。

避難所での飼育が難しいとなれば、緊急の時に動物を預かってくれる方や場所を確保しておきましょう。

仮に「同伴避難」ができたとしても、避難所でトラブルにならないための備えが必要です。
大事なことは、ふだんからの「しつけ」とペットの健康管理です。ケージやキャリーバッグに入ることを嫌がらない、人やほかの動物を怖がったり、攻撃的になったりしない、決められた場所で排泄ができるなど、日頃から慣らしておきましょう。

予防接種や、ノミなどの寄生虫の駆除も行っておいてください。不妊・去勢手術を実施しておくことも大切です。

そのほか、ペットフードや水を備蓄したり、首輪や伸びないリード、食器、ペットシーツやトイレ、排泄物の処理用品、ブラシ、タオル、おもちゃなどを準備したりすることも飼い主のマナーのひとつです。

万が一、離れ離れになったときのために、首輪に迷子札を付けたり、マイクロチップを装着したりしておくと、飼い主を特定する際に役に立ちます。