大阪発 地域ドラマ「アオゾラカット」

平成29年3月15日(水)BSプレミアム 夜 10:00

お知らせ NEWS

2016/12/1
出演者決定!林遣都さん、川栄李奈さん、
吉田鋼太郎さん
2016/11/8
大阪発 地域ドラマ「アオゾラカット」ホームページ公開!

舞台は大阪市西成区。
海外から多くの観光客が安い宿を求めて、
この街を訪れる。
そう、西成には、いまの大阪の風景が
生き生きと広がっているのだ―。
そんな今の西成を舞台に、
西成生まれの美容師の息子が
父との葛藤と和解を通じて、
生まれ育った街の素敵さを再発見する
ヒューマンコメディです。

あらすじ STORY

 翔太(24)はパリで母の死の知らせを受け取り、故郷の大阪市西成区へ帰って来た。父・吾郎(52)は地元で長く美容院を営んでいるが、翔太は母を大切にしなかった父のことが嫌いで、数年前に故郷を出てパリで美容師をしていた。今では自称「世界で活躍する美容師」だが、実は翔太はパリでの仕事に行き詰まっていた…。
 家に帰った翔太は案の定、吾郎とぶつかりあい、吾郎が転倒して指の骨を折る騒ぎに。翔太はやむなく、店員の遙とともに吾郎に代わって実家の仕事をすることになる。他人とコミュニケーションをとることが下手な翔太にとって、キャラの濃い地元の客たちの相手をすることはとても大変だ。吾郎は店の経営に不熱心な様子で、翔太はそんな父に不満を隠せない。
 翔太が遙の助けもあって少しずつ西成の人間たちと心を通わせることができるようになったころ、店の経営が火の車であることがわかる。このままで店は大丈夫なのか…!? あることをきっかけに翔太に経営再建のアイディアが生まれ、物語は思いもかけない展開を見せて…。

キャスト CAST

  • 林遣都(はやしけんと)

    主人公・美容師 / 川村翔太 役

    西成で美容院のひとり息子として生まれるが、父に反発し家を出て外国で美容師として生きていた。母の死をきっかけに故郷に戻り、自分の技術と美意識に自信をもつあまり地元の客とぎくしゃくしながらも、店のために努力する。

  • 川栄李奈(かわえいりな)

    店員 / 仲井遙 役

    吾郎が営む美容院の店員。大手のチェーン店で働いていたことがあるが、吾郎の人間味あふれる仕事ぶりに魅力を感じ、いまの店で働くことを選んだ。翔太と吾郎の関係がなかなか改善しないことにやきもきしている。

  • 吉田鋼太郎(よしだこうたろう)

    翔太の父 / 川村吾郎 役

    西成で小さな美容院を営む。息子の翔太が幼いころに妻が家を出ていき、父と子のふたり暮らしだった。客との会話をたいせつにしながら髪を切り、常連客たちから親しみをもたれているが、翔太は父のことをなかなか許せずにいる。

スタッフ STAFF

脚本:土橋 章宏

■脚本について
「変わったな。ここ、ほんとに西成か?」
冒頭、主人公の言うセリフです。取材に行ったとき、まさに私もそんな感想を持ちました。かっこいい南海ラピートが走り、外国人観光客があふれ、あべのハルカスがそびえ立ち……。エネルギーに満ち、いろんなポテンシャルが満ちあふれていました。
しかし町の人と話してみると、相変わらず人情のある町。歩けば見知らぬおっちゃんが話しかけてくるし、店に入ると店員は昔からの友達のよう。今は東京に住んでいる私ですが、そんな空気に触れると「おっ、やっぱええね!」と大阪人の血がほっこりします。
新しいムーブメントと古い人情が交わって新しい町が誕生しそうだなという気がしました。
このドラマは西成で美容院を営む父と、そこに帰ってきた息子の話です。ある事情で喧嘩別れしていた二人ですが、母の遺した美容院を救うため、協力しなければならないはめに。テクニック重視の息子と人情重視の父がいろんなところでぶつかります。
息子は、個性たっぷりのおもろい客に翻弄され、父のいい加減さにも辟易し、大変な目に合います。しかしヒロインの協力もあり、若さと新しい発想で苦難に立ち向かっていきます。
美容院は救えるのか、そして父の本当の思いとは──。
親子の愛情の再生を大阪ならではのベタで庶民的な笑いで包みつつ描きました。
見て頂けると幸いです。

1969年生まれ。大阪府出身。東京都在住。
関西大学工学部卒。日立製作所を経て、Web製作会社を立ち上げ、自営業に。シナリオ、小説など各種ライターを兼業。趣味はロードバイク、釣り、登山など。
【受賞歴】
第37回城戸賞入選 / 第13回函館港イルミナシオン映画祭グランプリ受賞 / 第13回伊豆文学賞 / 第18回S1グランプリ入賞 / 第1回MONO-KAKI大賞入賞 / 第3回TBS連ドラ大賞入賞
【作品歴】
シナリオ : 映画「超高速!参勤交代」 / 映画「NINJA THE MONSTER」 / 映画「超高速!参勤交代リターンズ」
小説 : 「海煙」(羽衣出版) / 「超高速!参勤交代」(講談社) / 「幕末まらそん侍」(角川春樹事務所) / 「ライツ・オン!」(筑摩書房) / 「遊郭医光蘭 闇捌き1・2」(KADOKAWA) / 「超高速!参勤交代リターンズ」(講談社) / 「天国の一歩前」(幻冬舎) / 「引っ越し大名 三千里」(角川春樹事務所) / 「駄犬道中おかげ参り」(小学館) / 「スマイリング」(中央公論社)

制作統括:谷口 卓敬(NHK大阪放送局・制作部)

■制作にあたって
私はこの文章を2016年の11月に書いているのですが、脚本の土橋さんと尾崎ディレクターと私の三人が「アオゾラカット」のシナリオ作りに取り掛かってから、今の時点でかれこれ一年が経とうとしています。実は、当初に予定していた撮影の時期がNHK内の事情で後ろにずれたため、脚本作りにかけられる時間がぐっと長くなった、というわけなのです。ていねいに少しずつ、心のこもった脚本が土橋さんによって紡がれていくのに立ち会えることは大きな喜びでした。季節はめぐり、「『とと姉ちゃん』面白いですね」と土橋さんが言って下さっていた頃は過ぎ、いまは「『べっぴんさん』面白いですね」と言って下さる土橋さんと打合せを重ねる毎日です(笑)。素敵な脚本と、素晴らしいキャストのみなさんの演技をお楽しみいただき、西成のもつ魅力をドラマから感じ取っていただけると嬉しいです。どうぞご期待ください!

おもなプロデュース作品に、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」、特集ドラマ「風をあつめて」、土曜ドラマ「七つの会議」「スクラップ・アンド・ビルド」など。

演出:尾崎 裕和(NHK大阪放送局・制作部)

■制作にあたって
私が初めて西成の街を訪れたのは今から十数年前、社会人1年生の初任地大阪で番組のネタを求めて駆けずり回っていた頃でした。他の街とは異なる空気感にドキドキしつつ、不思議な居心地の良さを感じたのを鮮明に覚えています。その時は自分の未熟さもあって西成を舞台にした番組を作ることはできなかったのですが、今回再び大阪に来て、ついにその機会に恵まれました。十数年ぶりに訪れた西成には、大きく変化したものと、ずっと変わらなかったものがありました。西成の小さな美容室を舞台に、変えるべきことと変えてはいけないこと、それを巡ってぶつかり合う親子の知恵と勇気の物語を描きたいと思っています。

ドラマ10「コピーフェイス~消された私~」、連続テレビ小説「あさが来た」「マッサン」「あまちゃん」「ゲゲゲの女房」、大河ドラマ「軍師官兵衛」「江~姫たちの戦国~」「天地人」「篤姫」ほか。

【制作予定】 2017年1月~2月 
大阪府内で収録予定