やまとの季節

2020年06月17日 (水)

やまとの季節 七十二候「梅雨誘う手毬花」

「ならナビ」6月17日放送予定 

映像作家・保山耕一さんが、NHK奈良放送局「ならナビ」に、「やまとの季節 七十二候」をテーマとした極上の映像詩を届けてくれています。音楽は、スペインで活躍するピアニスト・川上ミネさんが、奈良で100年近くの時を刻んできたピアノで、オリジナル楽曲を奏でています。 


やまと七十二候「梅雨空に紅の花」 芒種 


保山耕一

世界遺産などの撮影で活躍してきたフリーTVカメラマン。「奈良には365の季節がある」をテーマに奈良県各地で日々、奈良の空や光、花、月、寺、などを撮影し、SNS発表・上映会を続けている。

川上ミネ

スペインと京都を拠点に活動しているピアニスト・作曲家。「ラジオ深夜便・ピアノが奏でる七十二候」、Eテレ「やまと尼寺精進日記」などの音楽を手がけている。春日大社奉納演奏会を機に保山氏と出会い、「こころの時代」でコラボレーション。2019年秋から、「やまとの季節 七十二候」の新たな作曲・演奏をスタート。

奈良県立桜井高等学校・100年ピアノ

桜井高校の100年ピアノは、高等女学校時代の1924年(大正13年)に開校20周年記念として購入された輸入ピアノのスタインウェイ社製です。学校の正面右手にたたずむ趣のある講堂に置かれ、卒業式などの式典で演奏されてきました。いつしか、ピアノは講堂から音楽室にうつされ、その後、音楽準備室の片隅で半ば忘れられたように眠っていました。平成22(2010)年、再発見されたピアノをもう一度よみがえらせようと、同窓会や学校が中心となった復活プロジェクト実行委員会が設置され、2012年2月に無事修復を終えたピアノは、かつて置かれていた講堂に戻され、ふたたび美しい音色を奏でるようになりました。




 


七十二候 について

七十二候(しちじゅうにこう)は、古代の中国で生まれました。立春、夏至、秋分…などで知られる二十四節気(にじゅうしせっき)を、さらに約5日ずつの3つに分けて、季節の移り変わりを感じる名前がつけられています。日本では、江戸時代の「本朝七十二候」、明治時代の「略本歴」など、いくつかの異なる七十二候が作られてきました。

「やまとの季節 七十二候」では、保山さんが記録してきた奈良県各地の映像から、いまの「やまと」の暮らしの中で、季節のうつろいを実感できる映像を選び出し、オリジナルの名前を添えて紹介しています。奈良を愛する方々に…これから奈良に出会うであろうすべての方々に…こころを込めてお届けしています。


【お知らせ】みなさまから心のこもったコメント投稿を数多くいただき、誠にありがとうございます。担当者一同、こころの励みとさせていただいております。関西ブログの投稿管理は、新しい記事の準備~公開作業とあわせて行っております。原則的には「新記事公開日に、前週投稿いただいたコメントをまとめて公開する」という運用です。その週のうちに公開できることもあるのですが、普段はお待たせしてしまうことが多いかと思います。どうかご理解のうえ、新しい記事公開とあわせてお楽しみいただければ幸いです。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

■ コメント(14)
  • 堀尾岳行

    2020年06月17日 14時30分

    長久寺の手毬花が梅雨の雨を浴びてしっとり、蝸牛が生き生きと、
    紫陽花の雫が紫に染まり、観音石仏がうつむき加減に思索する。
    夕闇迫る蝋燭の灯は人々の祈りのしるし。
    降り続く雨音を破って川上ミネさんのピアノ旋律が低音で奏でられて美しい。
    保山さんの映像が梅雨の時期だからこその風景を見事に表現されています。
    今回もありがとうございました、次週も期待しております。

  • 野尻恭子

    2020年06月17日 16時45分

    「梅雨誘う 手鞠花」
    本当によく降る日。風が強くてちょっと外に出るのが億劫になる日。こんな日も、良く見ると風情ある、今の美しさを感じることが出来るのだと思いました。
    日も出なくて灰色の空気の中、水鏡に紫陽花の色が映る。だからこそ、印象派の絵画のように味わい深い色合いが染々と美しい。
    灰色の世界だからこそ紫陽花の紫色が溶け込み、そこへハッとするほどの朱色が目を引いたかと思うと温かな灯火がボンヤリと映りこむ。
    灰色の世界だからこその温かさが伝わってくる。
    2分間の短い時間に何度もハッとさせられる映像。
    今ならではの美しさを堪能させて頂きました。
    ミネさんの低く響くピアノの音色は梅雨ならではの湿度を感じさせてくれます。
    毎週楽しみにしています。
    この72候の映像をまとめた総集編の放送、またはDVDの発売を期待しています。
    よろしくお願いいたします。

  • Hisako

    2020年06月17日 18時46分

    今週も拝見できて幸せです。
    雷雨の前触れのような風に揺れる紫陽花、カタツムリ、雨だれの音、
    優しい石仏のお顔、夕方の境内、雨を嫌がって家に籠っていると
    こんな美しい光景を見逃してしまう。もったいない事です。
    大雨の中の撮影で、体調崩されませんでしたか。

    2019.10.3「御蓋山 霧纏う」
    霧が下から次々わき上がり、遠くの山々が向こうに見える
    こんな光景も奈良にはあるのですね。
    潤いのある日本に生まれた事を有難いと思います。

  • 安藤憲一郎

    2020年06月17日 20時57分

    まさに季節感いっぱいの映像ですね。紫陽花、カタツムリ、それに雨に濡れるお地蔵様。子供の頃に通った教室に咲いていた満開の紫陽花を思い出してほっこりしました。いつもいつもこの番組には癒されます。ありがとうございました。できたら全国放送をお願いします、スマホの画面は小さくて年寄りには見にくいので。

  • 坂井節子

    2020年06月17日 22時22分

    梅雨時の花の象徴ともいえるアジサイの花。長弓寺様の境内は様々な彩りであふれていますね。わざわざ雨の日の撮影を選ばれたのでしょうか。強い風と雨に頭花を垂れて群舞のように揺れています。お湿りを喜びのんびりと移動するカタツムリ。青色のアジサイと見事に似合って思わずほっこりとしました。
    風雨のうねりのような川上ミネさんの奏でる音♪はいつの間にか穏やかな調べに変わり辺りを優しく包み込んだようです。石仏様も静かで優しい表情をされていますね。
    雨も上がった夕刻、お灯明の明かりを微かにうけた青色とも水色とも言い難い美しいアジサイの色。保山ブルーと呼びたくなりました。あっという間に終わってしまうのがとても残念ですが短い時間の中で季節の移ろいをしっかりと感じる事ができます。ずっとずっと続いて欲しいと願っています。

  • 2020年06月17日 22時24分

       『梅雨誘う 手毬花』
    梅雨。
    大粒の雫は、水の輪を広げます。
    色とりどりの手毬花に強い雨が打ちつけられ、カタツムリも首を縮めています。石仏や木立は濡れてぐっしょり。
    そして、雨がやんで本堂のローソクが灯り、静かな夜が訪れます。
    ミネさんに、風雨、しとしと降る雨を繊細に表現していただき、私の気持ちまで洗われました。ありがとうございました。
    この保山さんの美しい季節の移り変わりを、ぜひ全国放送していただきたくお願い申し上げます。

  • 岩本雅代

    2020年06月18日 03時15分

    雨だけど雨だからこそ数多くの手毬花が、喜び跳ねている。ミネさんのピアノが、映像とマッチして、心が跳ね上がり、力強さが伝わりました。なんて奥深いんだろう。と、毎回吸い込まれ、美しい原風景と、先人達の思いを感じます。本当に毎回楽しみにしてます。いろんな方に、この感動を見て頂きたいです。世界中の人々が、癒されますように。

  • 荒木礼子

    2020年06月18日 14時02分

    梅雨誘う手鞠花

     今週のやまとの季節もまるで起承転結が絶妙な短編映画を見たかのようでした。
     爽やかな六月の雨音。水に朧げに映ったあじさいの花の影。と思うとミネさんのピアノの雨粒が一陣の風とともに花を揺らします。慈雨。花もカタツムリも生き生きと…。
    最後、お堂に献じられた蝋燭の火影が心に温かい余韻を拡げていきました。
     映画は第七芸術というのだそうですね。映像+音楽の伝える力は本当に大きい。万葉集の和歌のように難しい語句の理解が無くても季節の情景がどんな人にも伝わる。美しい万葉の故郷、奈良を映像で歌いあげた保山さんと川上さんの映像詩は世の中が大きく変わろうとしているかのような現代の日本人の心に、安らぎと感動を届けてくれるのではないでしょうか?全国での放送を是非お願いします。

  • 松元智恵子

    2020年06月18日 14時13分

    詩的な表現に何度も何度も見いいってしまう。動から静へ時間が流れていく。勢い良く降りつける雨。水面に映る紫陽花、そして波紋。ミネさんのピアノが風をおこし、紫陽花達が一斉に踊りだす。雨をまとい鮮やかさを増している。石仏、蝋燭の灯火。祈らずにはいられない。雨とともに心も洗われるようだ。梅雨はジメジメしてきらいな筈なのに、保山さんの映像詩とミネさんのピアノに癒された。今回もありがとうございます。是非全国ネットでの放送と、春夏秋冬に分けてワンシーズン編を作成して頂き、たっぷりと見てみたいです。宜しくご検討下さい。

  • 佐々木美保子

    2020年06月18日 18時06分

    今の時期にぴったりの美しい映像をありがとうございます。紫陽花は手毬花ともいうのですね。素敵な名前、初めて知りました。
    雨に濡れて色鮮やかになっていく紫陽花、まとまって風に揺れる様子も美しいですが、一つ一つの花びら(ガク)が雨に濡れている姿も素敵です。石の仏様のお顔にほっこり、カタツムリの歩みにニッコリ、梅雨の時期もいいなあ、と思ました。
    雨音、風の音と川上ミネさんのビアノの旋律が調和していて、保山さんの映像が益々魅力を増し、満ち足りた2分間でした。
    願わくば、テレビの大きな画面で見せていただきたい、どうぞ放送範囲の拡大をお願いします。

  • 釘谷洋子

    2020年06月18日 18時52分

    激しいピアノの調べ うねるように風に揺れる手毬花 物静かな紫陽花にも、こんな表情を見せる時があるのですね。人の心のように感じます。
    何もかもが雨に濡れて雫を落とす。石仏の目からも一雫。そして如意輪観音の優しさが胸に滲みます。
    梅雨の雨上がりは肌寒く、蝋燭の灯りが身も心も温めてくれました。
    今日も心に響く映像をありがとうございました。

  • 荻野 裕子

    2020年06月19日 20時56分

    毎回「やまとの季節七十二候」を動画で拝見しております札幌在住者です。
    今回の「梅雨誘う手鞠花」の映像詩も息を呑む程の美しさに感動し拝見させて頂きました。川上ミネさんの映像にぴったりなピアノ演奏と雨の音にも感動致しました。風になびく紫陽花は普段私は気づいていない情景でした。
    保山耕一さんの着眼点に毎回敬服しております。
    何時も動画を見終わると心が癒されている自分がおります。
    動画をFacebookやラインでもシェアさせて頂き友人達からも感動のメッセージが届いております。
    動画ではなくテレビの大きな画面で全国の方々に「やまとの季節七十二候」を見て頂きたいと願っております。どうぞ短時間の放送を活かす全国ネットの企画をご検討下さいませ。感謝のうちに

  • 工藤美千代

    2020年06月20日 23時27分

    静と動の世界。人のいない雨の日には、紫陽花はひときわ生命力を見せてくれるのですね。ありがとうございます。

  • 田中弘子

    2020年06月22日 21時19分

    雨音が優しく 時には激しく 雨風の中 しなやかに揺れる紫陽花の花の美しい色合いに見とれてしまいました
    雨音は優しく
    鼓動の様です

    今週も素晴らしい映像とピアノの音色を有難うございました