ラグビー

2019年05月15日 (水)

ラグビーWEB④

【TRY for 2019 ~外国出身選手の思いとは? 元日本代表・タウファ統悦さん~】

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「ニュースほっと関西」では、「TRY for 2019」と題し、ことしのラグビーワールドカップ日本大会にまつわる話題をお伝えしています。
WEB版では、担当記者やディレクターがテレビでお伝えできなかった取材のこぼれ話を交え、大会に向けて参考になる情報をお伝えしています。

第4回は、トンガ出身で、日本代表として2011年のワールドカップに出場したタウファ統悦さんに、日本代表を支える外国出身選手たちの思いとはをテーマに話を伺いました。

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(タウファ統悦さん)
トンガ出身 東大阪市在住 38歳 現・近鉄ライナーズ・アンバサダー
現役時代のポジションはフォワード(ナンバーエイト、フランカー)。
20歳のときに日大に留学生として来日し、4年生のときにはキャプテンを務める。
卒業後は社会人チームの近鉄ライナーズで活躍。
平成21年に日本代表にデビューし、通算22キャップ。2011年のワールドカップに出場。妻は日本人。

1:なぜ日本代表に外国出身選手が多いのか?

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ラグビー界では、国の代表になるための独自のルールがあります。
▼その国で生まれている
▼両親、もしくは祖父母の1人が その国で生まれている
▼3年以上、継続して居住している(W杯日本大会以降は5年以上に変更)
このどれかを満たせば、国籍を持っていなくても、その国の代表選手になることができます。
ことし4月現在、日本代表候補は39人いますが、その中でも14人が外国出身者です。 

<タウファさん>
実は、オールブラックス=世界一のニュージーランド代表にもニュージーランド出身以外の選手がたくさんいます。ワラビーズと呼ばれるオーストラリア代表もそうです。ラグビーは国籍ではなく、その国でプレーする選手が代表に選ばれるという考えがルーツにあるので、普通のことですね。
日本代表に外国出身選手が増えた大きな要因は、日本のラグビーのレベルが上がっていること。トップリーグができて、2015年のワールドカップでは南アフリカ代表にも勝利しました。多くの選手が日本のラグビーに興味を持って、プレーしたいと思ってやって来ています。世界中から日本のラグビーが注目されているということです。

2:タウファさんはなぜ、日本代表を選んだのか?

sports_rugby190515_4.jpg実は、タウファさんには日本代表に選ばれる前の2007年に母国のトンガ代表からもオファーが届いていました。それでも日本代表を選んだ理由とは。

<タウファさん>
正直、どちらの代表を目指すのか、本当に悩みました。それでも、日本に来てからたくさんの方々が僕のことを応援してくれました。その期待に応えたいという気持ちのほうが強かったと思います。トンガはふるさとだけど、トンガで僕がラグビー選手だと知っている人は家族くらいです。それよりも僕を育ててくれた日本に恩返しがしたいと強く思いました。
ワールドカップで国歌斉唱を聞いたときは、涙が流れました。いまでも、息子の入学式で「君が代」が流れると、当時のことを思い出して涙が出てきます。母国であるトンガ代表との試合もありましたが、日本代表の誇りを見せてやる!と、余計に気合いが入りましたね。いまも多くの外国出身選手が代表を支えていますが、皆が同じ気持ちだと思います。

3:注目の選手は??

ラグビーワールドカップに向けて、タウファさんが注目している外国出身選手を伺いました。それが南アフリカ出身のグラント・ハッティング選手です。

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(グラント・ハッティング選手)
南アフリカ出身 神戸製鋼所属 28歳 ポジションはフォワード(ロック、フランカー) 
身長2メートル1センチ。日本の弱点であるセットプレー、ラインアウトで力を発揮し、誰よりも早く安定してボールをキャッチする。
今夏には3年以上、日本に居住という条件をクリアして、日本代表資格を得る予定。代表の切り札に期待されている。

ハッティング選手はNHKのインタビューに次のように答えています。

<ハッティング選手>
来日当初は1年間だけの滞在予定でしたが、いざ日本で過ごすと楽しかったです。人も優しいし、文化も気に入ったので、長くとどまることになりました。そのうち、日本で自分の力を試したいと思いました。みんなが私たち家族を応援してくれています。2人目の息子も日本で産まれたので、家族みんなで、日本でやっていこうと決めています。
国の代表としてプレーすることは、とても大きな経験で、名誉なこと。いまは日本の文化を受け入れ、大切に思っています。私の心は日本にあるので、日本のためにプレーしたいし、日本のために最善を尽くしたいです。

最後にタウファさんからメーセージを頂きました。

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<タウファさん>
ハッティング選手もそうですが、日本代表のキャプテンを務めるリーチ マイケル選手(ニュージーランド出身)など、外国出身選手みんなが日本人と同じくらい、もしくはそれ以上に日本のために戦うという気持ちを持ち、桜のジャージに誇りを持っていると思います。彼らの存在に注目してもらい、皆さんに応援していただければと思っています。

 

 ラグビー担当 今野朋寿 記者

 

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