フィギュア

2018年10月23日 (火)

宮原知子"きっちり跳ぶ"

sports_miyahara_01.jpg

「やっぱり練習が大事だなと実感しました」

本格的なフィギュアスケートシーズンの始まりを告げるグランプリシリーズ初戦のアメリカ大会。
“練習の虫”として知られる関西大学の宮原知子選手は、ミスのない演技で優勝したあとも、改めて練習の大切さを口にしました。

ジャンプ精度の改善が求められる


 ことし2月、股関節のけがから復帰し、初めて臨んだオリンピックはメダルにあと一歩及ばず、4位でした。

それでも帰国後、「100%以上出し切れた」と振り返っていました。

sports_miyahara_02.jpg

「ピョンチャンオリンピック フィギュア女子フリー」


あれから7か月。
フィギュアスケートは、ことし6月のルール変更で、ジャンプの出来栄えが、これまでの7段階から11段階で評価されることになり、ジャンプの完成度が今まで以上に得点に影響することになりました。

sports_miyahara_03.jpg

宮原選手はジャンプの転倒が少なく、安定感があります。

その一方、高さや幅がないと言われ、あまり出来栄えの加点がつきません。
回転不足をとられることや減点されることもありました。

例えば、ピョンチャンオリンピックフリーのフリップジャンプ。
最大2.1の出来栄え点がつくところ、加点は0.7にとどまりました。

sports_miyahara_04.jpg

金メダルを獲得したロシアのザギトワ選手は、同じフリーのフリップジャンプで1.70の加点を得ています。

sports_miyahara_05.jpg

この小さな差が演技全体になると、ザギトワ選手の全ジャンプの加点は8.47に対して、宮原選手は5.87。

ルール変更により、この差がさらに広がってしまう可能性があります。

しっかり回りきることを意識するようになった


 ジャンプの精度の改善を求められることになった宮原選手は、ジャンプをしっかり回りきることを意識するようになったと言います。

sports_miyahara_06.jpg

「グランプリシリーズ アメリカ大会 ショートプログラム」

宮原選手:ジャンプの質自体を高めるということと、どんなときでも回転不足のないジャンプをきっちり跳ぶということが大事。ジャンプをしっかり回りきることを意識するようになった。


sports_miyahara_07.jpg

「グランプリシリーズ アメリカ大会 フリー」


グランプリシリーズアメリカ大会では、ショートとフリーの合計10のジャンプを跳びました。
いずれも加点がつく出来栄えで、回転不足をとられることはありませんでした。

今シーズンはリセットのシーズン


 ジャンプ以外にも「今シーズンはリセットのシーズン」と言う宮原選手は、フリーでこれまで使ったことのないタンゴの曲に挑戦しています。

sports_miyahara_08.jpg

宮原選手:色気のある曲調のプログラムなので、今までにないような情熱的な女性らしさをみせられたらと思っている。新しい分野を開拓するつもりで 思い切って滑れたら。

宮原選手は、これまでの清そでかれんなイメージとは違う大人の女性の雰囲気を作りだそうとしています。

sports_miyahara_09.jpg

「紀平梨花選手」


今シーズンは、同じリンクを練習拠点にしている高橋大輔選手が現役復帰。

トリプルアクセルが武器の紀平梨花選手もシニアに参戦します。

sports_miyahara_10.jpg

宮原選手:自分ももっと、頑張らないとと思えたり、ほかの選手のいいところを見て勉強できたりするので、強い選手が練習仲間にいることはすごく幸せ。

グランプリシリーズアメリカ大会で、シーズン序盤ながら合計219.71というハイスコアで優勝した宮原選手。

今シーズンのさらなる飛躍に期待が高まります。

(大阪放送局・今村亜由美 記者)

 

スポーツ

もっと見る

フィギュアのニュース一覧

もっと見る