高校駅伝女子

2021年12月25日 (土)

全国高校駅伝 岡山・興譲館~偉大な先輩たちに続け~

女子のラジオ実況を担当する清水敬亮です。前任地が岡山放送局ということもあって、女子の強豪校、興譲館高校を訪ねました。 学校があるのは岡山県の南西部にある井原市です。岡山放送局に勤務していたときは、岡山市内から車で通っていたのですが、今回初めて電車で訪れました。JRで岡山駅から清音駅に向かい、井原鉄道に乗りかえます。待っていたのは、茜色で趣があり、どこかレトロな1両の車両。1日に数本しか運行されていない「夢やすらぎ号」です。

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車内は木を基調としていて、取材に訪れた12月中旬は、クリスマスに向けた装飾が施されていました。トンネルに入ると、その灯りが際立ってきれいに車内を照らします。取材前にほっこりしました。

koujou2.jpg井原駅から20分ほど歩いて興譲館高校に到着しました。創立から160年をこえる歴史があります。全国高校駅伝は、23年連続23回目の出場で過去2回の優勝を誇ります。

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2005年に初優勝したときの石碑には、ことしの東京オリンピックで女子1万メートルに出場した新谷仁美選手をはじめ、ロンドンオリンピックの女子マラソン代表の重友梨佐選手、リオデジャネイロオリンピックの女子1万メートル代表の高島由香選手の名前が刻まれています。まさにそうそうたるメンバー。こうした選手たちが、全国高校駅伝をステップに、世界に羽ばたいていったことが感じられました。

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去年は10位だった興譲館の選手たち。東京オリンピックに挑んだ新谷選手の走りを見て「新谷先輩の攻めの走りは誇りです。私たちも負けないような走りをして、もう一度、興譲館が日本一に返り咲けるような走りをしたい」と意気込んでいます。

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注目は、3年生のワングイ・エスター選手。去年は2区で区間賞を獲得し、ことしの全国高校総体では3000mで優勝しました。ワングイ選手は「しっかり練習が積めて、好調。自信がある」と話しています。ワングイ選手がどの区間を走るのか、どこまで順位を上げていけるのか、楽しみです。

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そして、就任8年目の藤井裕也監督も「状態が上がっている選手が多い」とこれまでで一番の手応えを感じています。ゆかりのチーム、興譲館の奮闘を期待します。 

koujou7.jpg(取材:清水敬亮アナウンサー・ラジオ実況担当)

 

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