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2022年01月13日 (木)

全国女子駅伝~解説者はこう見る!~


全国女子駅伝の中継で、解説を担当するのは、NHKの番組「ランスマ倶楽部」でおなじみの金哲彦さん(テレビ)、北京オリンピック代表の小林祐梨子さん(テレビ)、順天堂大学女子陸上部監督の鯉川なつえさん(ラジオ)の3人です。レースの見どころをたっぷりと聞きました。

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金哲彦さん ふるさとの人たちに元気と勇気を


2年ぶりに開催される全国女子駅伝には、東京オリンピックで活躍した選手たちが多数出場してきました。1500mで8位入賞し、日本陸上界の歴史を変えた田中希実選手(兵庫)、持ち前の粘りを発揮して10000mで7位に入賞した廣中璃梨佳選手(長崎)、マラソンで8位入賞した一山麻緒選手(鹿児島)。それに10000m代表の安藤友香選手(京都)と3000m障害代表の山中柚乃選手(愛媛)もエントリーしてきました。また、12月に10000mで日本歴代2位の記録をマークした不破聖衣来選手(群馬)の異次元のペースにも注目が集まります。

注目の優勝争いはどうなるのでしょうか?

宮城は、全国高校駅伝で優勝した仙台育英の選手たち中心に充実したメンバーでレースに臨みます。不破選手をアンカー区間の9区10キロに起用してくるだろう群馬も初優勝を狙います。千葉も選手層が厚いと思います。そして、田中選手を擁する兵庫や全国高校駅伝2位の大阪薫英女学院の選手たちが主力の大阪、安藤選手と全国高校駅伝4位の立命館宇治の選手たちで挑む地元の京都など関西勢も優勝争いに加わると思います。大会には、女子長距離界のレジェンド、福士加代子選手もふるさと青森のメンバーで出場を予定しています。先月、現役引退を表明し、最後の駅伝になります。オリンピアン、次世代のエース、そして、ベテランと、地域を代表する選手たちの走りは、コロナ禍で不安な日常を過ごす、ふるさとの人たちに元気と勇気を与えてくれるでしょう。

小林祐梨子さん 心躍るような気持ちに


この日を待ち侘びていた人たちも多かったのではないでしょうか。2年ぶりの開催に向けて、ご尽力くださった関係者の皆さまに改めて御礼申し上げます。オーダーが正式に決まるまで非常に予想がしにくいこの全国女子駅伝ですが、各チームのエントリーを見るだけで心躍るような気持ちにさせてもらっています。

何と言っても東京オリンピックで大活躍の田中希実選手(兵庫)、廣中璃梨佳選手(長崎)、一山麻緒選手(鹿児島)、安藤友香選手(京都)、山中柚乃選手(愛媛)がエントリー。誰がどこの区間を担うのかも含め非常に楽しみです。

それ以外に要必見な選手が2人います。39歳のレジェンド、福士加代子選手(青森)と超新星・不破聖衣来選手(群馬)は、大会を大いに盛り上げてくれる予感がしています。福士選手は、1月での現役引退を表明し、今回が最後の駅伝です。かっこよく、美しい生き様を走りでみせてくれた福士選手の“笑顔弾ける爆走”を目に焼きつけたいです。そしてもう一人、今一番波に乗っていると言っても過言ではない不破選手。もしアンカーを走るとなれば、どれくらいの差をひっくり返すのか。まだまだ伸び代の塊ですから、彼女の走りには大注目ですね。

注目選手をあげるときりがないほどの今大会ですが、上位に食い込んできそうなチームをいくつか紹介したいと思います。まずは地元の京都です。おととし17回目の優勝を飾った京都は、総合力とこれまで積み上げてきた経験の豊富さがピカイチです。また、木村友香選手が率いる福岡も勢いがあります。さらに全国高校駅伝で圧巻の走りを見せた仙台育英の選手たちが中心の宮城が最年少チームでどこまで戦えるのか。それに加えて、東京オリンピック代表などの注目選手を擁する兵庫、群馬、長崎、鹿児島は高校生も力があるだけに先頭争いを繰り広げそうです。どんなレース展開となるのか。世代を超えた熱い戦いに期待したいです。

鯉川なつえさん 相乗効果が醍醐味!


日本の女子長距離ランナーのシンボルとも言える全国女子駅伝は、今年で40回の節目を迎えます。大会の見どころは、何と言っても去年の東京オリンピックで活躍した選手たちが多数走ることです。田中希実選手(兵庫)を筆頭に、廣中璃梨佳選手(長崎)、一山麻緒選手(宮崎)、安藤友香選手(京都)、山中柚乃選手(愛媛)がエントリーしています。オリンピックランナーと中高生ランナーとの交流で相乗効果が生まれ、チーム力が高まるに違いありません。これこそが全国女子駅伝の醍醐味です。

とはいえ、解説者として優勝を占うとするならば、やはり田中選手を擁し、中高生ともに強豪ぞろいの兵庫、優勝回数17回を誇る京都が中心です。そして絶好調の不破聖衣来選手で初優勝を目指す群馬、廣中選手のいる長崎、それに高校駅伝の強豪、仙台育英、大阪薫英女学院、長野東の卒業生や現役選手で編成される宮城、大阪、長野なども流れに乗れば、優勝を狙う力は十分にあるでしょう。ふるさとへの思いをたすきでつなぐ、女性ランナーの熱い走りに期待したいと思います。

 

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