2021年11月15日 (月)
日本一へ!オリックス広報も気持ちひとつに
日本シリーズ進出を決めたオリックス。
チームの広報を務める佐藤達也さんも特別な思いで選手たちの戦いを見つめています。
【チームを支える広報】
佐藤さんに話を聞いたのは、クライマックスシリーズの直前。
球団とメディアをつなぐ広報ということもあって、リモート形式でのインタビューのセッティングはみずから担当しました。
(佐藤達也さん)
「自分でセッティングして自分でインタビューするなんて、おかしな話ですよね。優勝させてもらってうれしいですし、ファンの方々に喜んでもらえて幸せです」
【現役時代は違う表情で】
佐藤さんは、現役時代、勝利につなぐ中継ぎピッチャーとして活躍しました。
目をギラギラと輝かせ、闘志むき出しのピッチング。
2年連続で最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得しました。
現役時代の佐藤さん
<佐藤さんの通算成績>
▼2012年~2018年
▼262試合に登板
11勝21敗14セーブ
109ホールド
▼最優秀中継ぎ投手
(2013年・2014年)
唯一、優勝のチャンスが巡ってきたのは7年前のシーズン。
しかし、チームはライバルとの直接対決で敗戦。目の前で優勝を決められ、夢はかないませんでした。
現役時代の佐藤さん
(佐藤達也さん)
「ほんとに精いっぱい、自分ができることをやるだけという思いでやっていましたし。最後はあまりいい思い出はないかもしれない」
【気持ちをひとつに】
その後、佐藤さんは、現役を引退し、2019年からチームの広報を任されました。
そうしたなかでチームは25年ぶりの優勝に突き進みました。選手たちと気持ちをひとつに、自身の役割を全うしたと言います。
(佐藤達也さん)
「ヒーローインタビューだったり、記録の達成の瞬間だったりとか、そういったところに直接立ち会えるのが一番うれしい。頑張れって、ほんと応援しているだけですよ、心の中で・・・」
悲願の優勝を果たし、クライマックスシリーズも突破したオリックス。
佐藤さんは、現役時代に見ることができなかった光景を目にしたいと広報として走り続けます。
(佐藤達也さん)
「うらやましいというのはありますね。最後、日本一になって、もう一度、胴上げだったり、優勝した瞬間の喜びを、今度、ファンの皆さんの前で一緒に経験できたりしたらなと。バタバタと走り回っていると思うので、ちょっと汗かいているかと思いますけど、そうなれたら一番かなと思います」
(ニュースほっと関西・ディレクター 後藤晃伸)