旬の人・時の人

2019年06月12日 (水)

落語作家 小佐田 定雄さん

 

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小佐田さんは、40年余り落語作家として、演じられなくなった古典の復活や新作を手掛け、その数250本に及びます。近年は、桂米朝さんや桂枝雀さんら、上方の落語家たちとの交流やエピソードを綴った本も多く書かれています。
そもそも落語を書くきっかけになったのは、桂枝雀さんだそうです。大学を出て会社勤めをしながら寄席通いを続けていた小佐田さん、ある時、枝雀師匠はこんな噺をしたいのではと思いついて書いたのが「幽霊の辻」という作品です。記念に手ぬぐいでももらえたらと、軽い気持ちで封書で送ったところ、師匠から「こんな台本を待ってたんや」と言われ、何度も寄席で演じてくれたそうです。
それからはもっと書けるはずやと言われ月に一本執筆するようになります。ついには、ある高座で、「新作はあの人にまかせます」と客席で聞いていた小佐田さんを指さします。驚いた小佐田さんが「そんなん聞いてません」と言うと、枝雀師匠は「わはは」と笑っていたそうです。

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専業作家となった小佐田さんが、最近取り組んでいるのが、タイトルしか残っていない噺を創作することです。例えば明治時代のビラやチラシに書かれていた「七福神冨貴蔵入(ひちふくじんふうきのくらいり)」や「ほたへちゃ」等は噺の題名だけで内容は残っていません。それを題名にインスピレーションを得て創作します。遺跡で見つかった破片を集めて土器等を再現させるのに似ていることから、「古墳落語」と呼んでいます。小佐田さんが創作し桂かい枝さんが演じています。

伝統を大事にしながらユニークな創作にも取り組んでいきたいという小佐田さんの挑戦が続きます。

 

 

 

 

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