奈良国立博物館では、生誕1250年記念特別展「空海」が開催されています。空海は、804年（延暦23年）、遣唐使の一員として唐に渡り、密教を習得して日本に伝えました。「いかなる人も仏になれる」という教えは、天皇から庶民まで広く浸透し、その後の日本の信仰に大きな影響を与えました。空海は、密教の膨大で難解な教えを曼荼羅や仏像に表し、人々に広めました。展覧会では、空海が制作に携わった「高雄曼荼羅」や中国から持ち帰った「金剛密教法具」など国宝を含む90件が紹介されています。4月26日(金)の「関西 時の人」は、展覧会を担当する三本さんと、空海と空海が伝えた密教の世界の実像に迫ります。

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