大槻さんは、今年度の「咲くやこの花賞」を受賞しました。この賞は、将来が期待される若手に大阪市から贈られているもので、1983年（昭和58年）から続いています。大槻さんは大阪出身の26歳。能楽師の父・赤松禎友さんの元で、幼いころから名子方として数々の舞台を務めてきました。「能が大好きだ」という裕一さんは、その才能が見込まれ、2013年に関西を代表する能楽師・大槻文蔵さん（人間国宝）の芸養子となり、研さんを積んでいます。古典の継承はもちろん、異分野との共演や新作能にも積極的に取り組んでいて、2022年には能狂言「鬼滅の刃」の企画、主演を担いました。伝統の世界を継承する一方、若い人たちに能の世界をアピールしていきたいと幅広い活動を続ける大槻さんに、能の魅力を伺います。1月29日（月）の「関西 時の人」です。

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