番組からのご案内

2015年06月01日 (月)

潜入! 歴史秘話ヒストリア・取材会(前編)

5月28日、東京のNHK放送センターで「歴史秘話ヒストリア」の取材会が行われました。番組の顔、渡邊あゆみアナウンサーが出席。さらに、この日は漫画家の里中満智子さんも登場しました。

 

 

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といいますのも、10日放送の「古代日本 愛のチカラ ~よみがえる 持統天皇の都~」は、漫画家・里中満智子さんのライフワーク「天上の虹」とコラボの異色回です。最新の考古学の発見も盛り込んだ、古代ロマン満載の番組です。

 

取材会では、里中さんの32年にわたって執筆した「天上の虹」・持統天皇への深い思い、渡邊アナウンサーの現場ロケでの感想など、取材会の模様を2回に分けてお届けします。放送前に読むと、さらに番組が面白くなります。ぜひ読んでみてくださいね!

 

前編は、「天上の虹」執筆の動機です。

 

【出 席】

里中満智子さん (漫画家)・・・左から3番目

渡邊あゆみ(番組キャスター)・・・左から2番目

 

木道壮司プロデューサー・・・左から1番目

伊藤敏司ディレクター・・・左から4番目

 

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渡邊あゆみキャスター

32年間のライフワークを完結したお気持ちはいかがですか?

 

里中満智子さん

こんなに長くかけるつもりは無かったのですが、途中から雑誌が無くなってしまい、書き下ろしという形になりました。

結果的に、ゆったり書くことができて、良かったなと思います。

書き終えてみて、主人公は実在の人物なので、「いろいろ勝手に描いて、なんかすみません」という感じですけども(笑)。

 

渡邊あゆみキャスター

32年前に、なぜ持統天皇を描こうと思ったのでしょうか?

世の中に持統ブームってありました?

 

 

里中満智子さん

 

全然ないです。ないどころか、いろんな資料を見ても悪く書かれていていることばかりで、私は持統天皇って、どんな人だろうと思って、冷静に万葉集を見返してみると、冷静な方なので、こういう一方的な言い方をされていては気の毒だという気は多少ありました。

あとは、万葉集がものすごく好きで、なんとかこの世界を作品にできないかと、20代の頃から思っていたんですね。万葉集に名作を残していて、まだ誰も主人公にしたことのない、不当に貼られたレッテルが張り替えられるような事ができる人を探してみると、持統天皇がぴったりだったんです。

「持統天皇を主人公に書きたいんです!」と提案した所、編集部は「額田王や大津皇子なら分かるけどと言われ、「いや、そうじゃないから書きたいんです。」と言ってもなかなかいい顔してもらえなかったです。

感情移入できないんじゃないかって。だけどそれは私の描き方次第だし、持統天皇という人があまり知られていないからこそ悪く言われてしまうという事もあると思います。

子供の頃、新撰組はものすごい悪役だったんですよ。

ところが子母澤寛さんの『新選組始末記』と司馬遼太郎さんの『燃えよ剣』『新選組血風録』によってイメージが変わりました。

だから物の見方は変わるんだと実感していましたので、持統天皇に対するレッテルが、少しでもはがせればいいなと思って書きましたが、だんだんその業績が見直されてきてすごく嬉しいです。

 

 

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<つづく>

●歴史秘話ヒストリア

「古代日本 愛のチカラ ~よみがえる 持統天皇の都~」

6月10日(水) 午後10:00~10:43 全国放送

6月17日(水) 午後 2:05~ 2:48 全国放送(再)

http://nhk.jp/historia