高校野球

2018年08月17日 (金)

龍谷大平安・生水選手~三塁コーチで攻めの野球を体現~

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17日の第4試合でベストエイトまであと一歩で敗れた京都の龍谷大平安高校。三塁コーチを務めた控え選手がチームの攻めの野球を体現しました。

 

西東京の日大三高との3回戦、龍谷大平安の三塁コーチを務めたのが背番号13の生水義隼選手でした。

生水選手は中学時代に国際大会のメンバーにも選ばれた実力の持ち主で、4年前の春のセンバツで優勝した龍谷大平安にあこがれて入学しました。


しかし、強豪校の壁は厚く、守備などに課題があった生水選手は、レギュラーにはなれませんでした。
それでも時間を見つけては鏡の前で素振りを繰り返すなど得意のバッティングを磨き続け、ベンチ入りを果たしました。


17日の試合は、日大三高がリードし、龍谷大平安が追いかけるシーソーゲーム。三塁コーチの生水選手は大きな声を出してチームメイトを鼓舞しました。


1点をリードされた7回、ツーアウト二塁のチャンスでバッティングが持ち味の生水選手に声がかかり、
代打で起用されます。「自分を信頼して送り出してくれた監督の期待に応えたかった」と生水選手。相手ピッチャーが得意としていたアウトコースのストレート1本に狙いを絞っていました。
その初球、狙い通りのストレートを振り抜き、ライト前ヒット。貴重な同点タイムリーとなりました。

 

その後、三塁コーチに戻った生水選手に8回、大事な場面がやってきます。ツーアウト一塁二塁のチャンスで6番の田島光祐選手の打球はショートへの深い当たり。ショートがセカンドへ送球したのを見て生水選手は相手の隙を突こうと、二塁ランナーを一気にホームへ向かわせます。

 

しかし、相手のセカンドがすぐにバックホームし、二塁ランナーはホーム寸前でタッチアウト。惜しくも
同点はなりませんでしたが、甲子園で自分たちの攻めの野球を貫きました。

その後、1点を勝ち越されてチームは3対4で敗れましたが、試合後、生水選手はすがすがしい表情で話しました。

「甲子園でヒットを打てたし、野球をやってきて一番うれしかった。今までの努力が報われてよかった」。

原田英彦監督も涙をぬぐいながら「生水は本当に一生懸命やっていた。その姿勢がヒットにつながったと思う」とたたえていました。

100回大会で甲子園通算100勝を達成した龍谷大平安。重圧がかかる大舞台で、それぞれの選手が
持てる力を出し切りました。

(甲子園取材班 今村亜由美記者)

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NHK甲子園 特設HP
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