高校野球

2018年08月03日 (金)

最後の晴れ舞台 ~背番号のないユニホーム~

…STORY… 

■控え選手の引退試合
春夏合わせて3度の甲子園出場経験のある京都の福知山成美高校。毎年、夏の予選が始まる前に特別な試合が行われます。滋賀県の北大津高校と行う「控え選手の引退試合」です。最後の夏ベンチに入れない3年生部員たちのための試合、それぞれが3年間の様々な思いを胸に臨みます。

 

「母のためにヒットを」
そのうちの一人、3年生の永井涼介さん。特進クラスに所属し、3年間、勉強と部活動を両立させてきました。永井さんが野球を始めたのは小学三年生の時でした。野球好きの父親の誘いで、幼いころからよくキャッチボールをして遊びました。しかし6年前、父親は膵臓がんで亡くなりました。父親が亡くなってから、必死に家族を支えてくれた母親に、これまでの感謝の気持ちをプレーで見せたいと涼介さんは試合に臨みます。

 

「格好いい姿を見せてほしい」
父親が亡くなってから家計を支えているのは母親のりつ子さんです。週5日のパートに加えて、炊事や洗濯といった家事、更には重度の障害を抱える兄の介護も。涼介さんの試合を見に行きたくてもなかなか時間をつくれませんでした。息子の高校生活最後のユニフォーム姿をしっかりと目に焼きつけたい、りつ子さんはスタンドから涼介さんのプレーを見守ります。

 

 小林亨輔カメラマン(NHK宮崎放送局)

NHK甲子園 特設HP
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