2017年08月04日 (金)
この世とあの世の「境界」で・・・
異界中継まで、あと5日となりました。
今夜の「歴史秘話ヒストリア」でも登場した、陰陽師・安倍晴明ゆかりの場所。 この世とあの世の境目にかかるとされる橋「一条戻橋(いちじょうもどりばし)」をご存知ですか? ヒストリアのブログはこちら
かつては、この橋から北のあちら側が「あの世」、南のこちら側が「この世」と考えられていました。
一条通りは、都の北のはずれです。通りの南側は「都の中=人が暮らす場所」、通りの北側は「都の外=未開の地」だったのです。
この橋の下を流れる堀川の支流は、貴船へと続いています。あの世とのつながりが強い場所だと考えられてきました。
戻橋の名前の由来には、ちょっといい話があります。
平安時代の中頃、ある修行僧の亡くなった父親が、この橋の上で突然息を吹き返し、つかのまの親子再会を果たすことができた、という伝説。それ以来、この場所は「亡くなった人が戻る場所」と信じられてきたそうです。
もちろん、とびっきりの怖い話も、たくさん・・・
きたろうさんが「鬼」の幻影を妖出させてくれる…百物語の一話、ご期待ください。
陰陽師・安倍晴明は、一条戻橋のすぐ近くに住んでいたそうです。その自宅跡に晴明公を祀る晴明神社が建てられています。フシギな力を操り、「式神」という鬼を手下として使っていたという晴明。そんな安倍晴明にまつわる話を、豊竹咲甫太夫が語ってくれます。
異界中継まで、あと5日。
準備に励んでいる番組スタッフが、現場で撮影してきた「気配に満ちた写真」をお届けしましょう。
ここは、いったい、どこでしょうか…?
答えは、次回の異界通信で…
それでは、週末の夜ふけを、じっくりと、お た のし み く ださ い…