ほっと関西ブログ

2021年05月14日 (金)

五輪に向かって羽ばたく!谷川亜華葉選手 【森本万里奈】

こんにちは、スポーツキャスターの森本万里奈です。

5月6日のHot Sportsでは、競泳の女子400m個人メドレーで、東京オリンピックの代表に内定した17歳の谷川亜華葉選手を紹介しました。
「あげは」と読む名前は、両親が「チョウのように羽ばたいてほしい」と思いを込めてつけたそうです。

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谷川選手は大阪・大東市の四条畷学園に通う高校3年生。クラスのムードメーカーで、教室を訪ねると友人たちと楽しそうに話す姿が見られました。

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いつも笑顔で前向きな谷川選手ですが、東京オリンピックの代表選考を兼ねた4月の日本選手権に向けては、悩むことのほうが多かったとインタビューで明かしてくれました。

「自粛期間とかもあって自宅に帰れないというストレスと、練習もあるし、日本選手権も近いし、いろいろな感情が交じって、もうどうしたらいいか分からないし、自分がどうしたいのかも分からないという状態が一時期続いていました」

そんな谷川選手を支えたのは、母親の里美さんでした。離れて寮生活を送る娘と毎晩電話で話すことを日課にしていたと言います。

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日本選手権の直前、何気ない会話の中で、声色やトーンで娘の変化に気づいたそうです。

「いつも緊張もなくワクワクするって言っているんですけど、日本選手権の3~4日前ぐらいに、なんかちょっとおかしいなと思ったので、ちょっと突いてみたら、わーっと泣き出して。やっぱり不安があったみたい」

谷川選手は、練習面などで抱えていた悩みを母親にひとつひとつ丁寧に聞いてもらい、前向きな言葉で励ましてもらうことで、不安を取り除くことができました。

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そして、日本選手権のレース前、谷川選手には笑顔がありました
母・里美さんは、大阪でテレビを見ながらの応援で、娘よりも緊張していたと言います。

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残り50メートルの時点で谷川選手は3位、派遣標準記録のペースからも遅れていました。
「オリンピックに行かれへんの?」
里美さんが心配の声をあげるなか、谷川選手は鮮やかなラストスパートを見せました。
劇的な逆転で2位に入り、派遣標準記録も突破して、東京オリンピックの切符を手にしました

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東京オリンピックは、感染の拡大が止まらないコロナの影響で開催に向けて、さまざまな課題を突きつけられています。
そうしたなかでも、谷川選手は自分自身の力を出しきろうと、強い決意で大会を迎えようとしています。

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「やっぱり日本代表として試合には出たいと思いますし、東京オリンピックはあってはほしいですね。オリンピックで決勝に残るというのが一番の目標なんですけど、代表では一番若いので、若さなりのパワーとか、明るさを出せたらいいなって思います」

成長著しい17歳の活躍に、今後も注目です!



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スポーツキャスター 森本 万里奈(もりもと まりな)



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