９月に入っても暑い日が続いていますが、感染症対策でマスクは欠かせませんよね。

私がつけているのは、かわいらしい猫柄のマスク。
これ実は、手ぬぐいで作られたマスクなんです。

８月は、大阪の夏というテーマで堺の注染工房を取材しました。
注染とは、大阪に昔から伝わる染めの伝統技法で、一度に大量の枚数を染められるのが特徴です。

例年、関西の夏祭りの手ぬぐいの発注が増えるため、夏前から夏にかけてが生産のピークを迎えるんだそうです。
ただ、ことしは新型コロナの影響で注文が半減。
多くの人に注染という技法で染められた手ぬぐいに親しんでもらおうと、『手ぬぐいマスク』を開発されたそうです。
いろんな柄があって、とってもかわいかったです！

お邪魔したこちらの工房では、一般の方の見学や体験も行っているということで、４代目の西川由一さんに教えてもらいながら、私も挑戦！！

職人の方は軽やかに染料を注いでいくのですが、実際にやってみると、染料を持つ手が震えて全くうまくいきません！！
体験させていただくと、そういった難しさや苦労も含めて、よりいっそう商品に愛着が沸きますよね。

最後は、高さ約１０メートルの“だて”と呼ばれるところから、水洗いした手ぬぐいを干す作業ですが、これが圧巻でした！
優しい風に吹かれてひらひらと揺れるカラフルな手ぬぐい･･･、夏の暑さを忘れさせてくれるようなひとときでした。

ご協力いただいた西川家の皆さん、ありがとうございました！！

リポーター 廣 由梨（ひろし ゆり）

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