ほっと関西ブログ

2019年05月24日 (金)

アンプティサッカーで世界へ 【山本賀保子】

去年秋から、「アンプティサッカー」という競技について取材してきました。
ゴールキーパーは腕に障害のある人が務め、フィールドプレーヤーは足に障害のある人がつえを使って行う7人制のサッカーです。
1980年代にアメリカで考案され、アメリカ軍負傷兵のリハビリとして広まりました。
現在は4年に1度ワールドカップが行われていて、去年のメキシコ大会には日本を含む22チームが参加しました。

そのアンプティサッカーのワールドカップの日本代表に、最年少の中学3年生で選ばれたのが近藤碧選手現在は、大阪の浪速高校の1年生です。関西唯一のアンプティサッカーチーム「関西セッチエストレーラス」で練習を重ねています。

yamamoto190524b_1.jpgyamamoto190524b_2.jpg小学1年生のときにサッカーを始めた近藤選手。Jリーガーになるのが夢でしたが、小学6年生の冬に交通事故にあい、左ひざから下を失いました。義足をつけてサッカーを再開しましたが、なかなか思うようなプレーができません。そんな近藤選手が出会ったのが「アンプティサッカー」でした。初めて見た日、強烈なシュートを繰り出す選手たちの姿にただただ圧倒されたそうです。

近藤選手の持ち味は、サッカー経験を生かした巧みなドリブルです。アンプティサッカーを始めてまだ1年半ほどですが、めきめきと頭角をあらわし、去年、日本代表の座を勝ち取りました。そのスピードとテクニックは、チームメイトで、同じ日本代表メンバーの川西健太選手も太鼓判を押しています。

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川西健太選手
フォワードにいてくれたら安心できる選手。ドリブルも細かくて、素早い。これからどんどん体が大きくなってくると思うので、どんどん点をとってほしいと思います。

所属するチームの練習は、選手やスタッフの仕事や学校の合間を縫って行われるため、月2回ほどしかありません。毎日練習できる環境を求めた近藤選手は、この春入学した浪速高校でサッカー部に入りました

yamamoto190524b_4.jpgアンプティサッカー選手の入部は浪速高校でも初めてのことです。

森川和信サッカー部顧問
目標を持って努力を続ける近藤選手を学校全体で応援したいと思いました。近藤選手の活躍がチームにも良い刺激を与えています。

近藤碧選手
義足だからプロのサッカー選手にはなれないけど、アンプティサッカーに出会って夢や目標ができました。アンプティサッカーに出会ってなかったら、もうスポーツはしていなかったと思います。

yamamoto190524b_5.jpg私自身も近藤選手に出会って、スポーツが夢や目標、生きがいを作ってくれるものだと改めて感じました。
次のワールドカップに向けて練習に励む近藤選手をこれからも応援していきたいと思っています。

 


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スポーツキャスター 山本 賀保子(やまもと かほこ)



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