歴史秘話ヒストリア

2020年05月29日 (金)

歴史秘話ヒストリア「富山の薬売り 知恵とまごころの商売道」

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富山の薬売りは、なぜ全国的に有名なのか…そんな素朴な疑問から歴史を追っていくと、明治維新での薩摩藩の動きにも密接に絡んだ壮大な物語につながりました。薩摩担当の薬売りが、薩摩が必要としていた昆布の密貿易を助けることで、財政立て直しにも一役買っていたというお話。さらに、スパイのような活動や藩士の看病まで。薩摩が力を蓄えなければ、明治維新につながる動きも違っていたかもしれないと考えると、富山の薬売りの存在は、幕末に大きな役割を果たしていたのですね。

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今も、その伝統を受け継ぎ、現代の富山の薬売りである、82歳の江尻市男(えじり・いちお)さん。そして若い薬売り、20歳の田村隼人(たむら・はやと)さん。「先用後利」や、個人間のあつい信頼関係をもとに、今も、地元の方々の健康を守りたいという言葉が、響きました。

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今回、番組を制作したのは、富山局の出口満瑠俊ディレクター。むむ。下の名前がなかなか難解ですが、「みると」です。なんでも、お父さんが「日本人の男の子の、これまでにない名前にしよう!」と研究を重ね、「み・る・と」の音にたどり着いたそう。それに、おじいさんが良い画数の漢字を当てて、「満瑠俊」くんが誕生。自身では、インパクトがあって覚えてもらいやすいと、気に入っているそうです。写真は、富山局の薬売りななみちゃんとみるとくん。

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お着物秘話♪今回は、薬売りの「薬」から、薬草をイメージした柄を、着物と帯に取り入れていました。着物の色は、優しい風合いの花が描かれた、薬草カラーのグリーン。帯には、古来、その種が生薬として用いられていたという、朝顔の花があしらわれていました。気づけば、夏のような日差しを感じる今日この頃。朝顔の種は、今がまき頃だそうですよ~。