歴史秘話ヒストリア

2019年06月19日 (水)

信長より20年早かった男 最初の"天下人" 三好長慶

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 信長に先んじて“天下人”になったとされる、三好長慶。当時の“天下”、京をはじめとする畿内5か国と四国の一部を支配し、同時代に活躍した上杉謙信や武田信玄をもしのぐ、広い範囲を治めていました。長篠の戦いで、信長が武田軍に対して用いる25年も前に“鉄砲”を戦場で用い、キリシタンも信長より前に保護するなど、のちに信長の功績として語られる政策は、実は長慶が行っていたということ、とても興味深かったです。

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 壮絶な最期を遂げた父・元長のかたき、細川晴元に仕え、お家の安泰と国を治めることに尽くした三好長慶の人生。世に道理を広め、民を安んじるという「理世安民(りせいあんみん)」を理想としたことに象徴されるように、戦国の世を理性の力で平和に治めていきたいという、一貫した想いを感じました。

それにしても、なんで功績が知られていないの?!と、不思議に思いましたよね。その先には、幕末に広く読まれた「日本外史」という日本史の本がありました。この本で、織田信長が評価され、相対的に三好長慶の評価されなかったことが、今の知名度につながっていることには驚きました。最近の研究では再評価がなされているとはいえ、まだまだ知られていないのは、なんだか残念ですよね。その時代に日本史をどう伝えていくのかという考えや思いは、未来を形作ることにつながっていく、ということを意識せずにはいられません。

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 さて、スタジオ収録には、毎回、着物を着てお送りしておりますが、どんな着物にするのかは、テーマに合わせて、主に制作担当のディレクターが選んでいます。今回のお着物は、唐草模様を藍色や水色で表現したもの。徳島の特産でもある阿波藍は、古くは室町時代から製造、流通していたとも言われます。その藍を取引する港は、三好家が治める地域にありました。そんな三好家と藍のつながりをお着物にも取り入れたい!末永ディレクターたっての希望で選ばれたお着物でしたが、皆様の目にとまりましたでしょうか。これからも、お着物の秘話をご紹介してまいりますね。

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 徳島といえば、以前「おはよう日本」の食のリポートで、鳴門金時を取材させていただいたことがあります。黄金色に輝く鳴門金時の焼き芋は、とろっと甘くて最高!そのままでもスイーツのような食べ応えがありましたが、取材の後、家ではスイートポテトを作り(上の写真。うさぎが右を向いています!)、感動が倍増!!徳島ラーメンも、美味しいですよね~。甘辛い肉に卵を落とした、癖になる味。こちらも家でどうしても食べたくて、レシピを見ながら自己流徳島ラーメンを作ったことを思い出します。あぁ、文章を書いているだけで、おなかが鳴る…今夜は、三好長慶に思いを馳せつつ、徳島ラーメンを大阪の地で食すことに致します。

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■ コメント(1)
  • ぶるちゃん

    2019年07月24日 23時22分

    お久しぶりです。
    三好長慶を取り上げていたのですね。
    さすが歴史秘話ヒストリアだと思いました^ ^
    最近見れていなかったのですが、チャップリンの再放送を拝見し、面白い!!と思いました。
    三好長慶の再放送も楽しみに待ちたいと思います。