歴史秘話ヒストリア

2019年05月22日 (水)

日本人 ペリーと闘う 165年前の日米初交渉 記:渡邊佐和子

0522Photo-1_logo.jpg 長い間、不平等条約と語られてきた「日米和親条約」。実は“対等なもの”とする考え方が有力となっている最新の研究を元に、「論理」の力で「軍事力」を跳ね返した、外交交渉の戦いをお届けしました。

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幕府きっての知性派、林大学頭。貿易のため、港を開いてほしいというペリーの要求に、「国書にあれば、それなりの返答ができたものの…まずは、国書にて、申されるべきであったと存ずるが、いかがであるか?!」と冷静に返答した陰には、幕府の対外政策を調べ上げ、350巻もの外交資料をまとめた上で、国書を熟読した周到な準備がありました。交渉の舞台裏をつぶさに見ることで、私も当時の緊迫した交渉現場を味わったように思います。アメリカという大国の圧力に屈したのではなく、冷静に正々堂々と交渉した林大学頭の姿に、とても勇気をもらいました。弱腰ならぬ、粘り腰でアメリカに向き合ったという事実は、日本の歴史にとって大事な記録なのではないしょうか。

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以前、アメリカ・ワシントンを訪れた特番のロケで、ペリーが伊豆・下田から持ち帰ったという記念の石を見せていただきました。ロケの案内をしてくださったアメリカ国立公園のレンジャーの方と何気なくお話をしていると、驚きの事実が…なんとその方は、ペリーから数えて5代目の子孫だというのです!そう言われてみれば、縦長のお顔に細長い鼻、大きな体格が似ていらっしゃる…!!時空を超えて、ペリーご本人に会ったような不思議な感覚になりました。今回、そんなドキドキした偶然を懐かしく思い出しました。

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ヒストリアブログ、ここまで読んでいただき有難うございます。寄せていただいたコメントは、いつもうれしく拝見しています。番組を見終わった後、ご覧いただいた方々の語り場のようになればいいなぁと思いつつ…番組の感想はもちろん、こんなことを思った!あんなことを思い出した!などなど、なんでも結構ですので、是非お寄せください。私も、色々と“話の種”を集めて綴ってまいりますので、歴史の面白さを一緒にお話しましょう~!

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■ コメント(2)
  • 相澤 眞人

    2019年05月22日 23時37分

    本日5/22 ON AIR ペリーは良かったのでコメントします。
    交渉の背景が描かれており、私のいままで知らなかったことを知り、認識が変わりました。
    この番組では、ぜひこのような、歴史の背景を描くような番組を期待しています。
    よろしくお願いいたします。

  • 八束 磨里

    2019年05月23日 07時42分

    こんばんは。そうですわね。開国を渋々受け入れ、日米和親条約の後、日米修好通商条約を結んだが、領事裁判権はなく、関税自主権もなかった、それを後に撤廃するのは外務大臣陸奥宗光で、彼をNHK特集『明治の群像』で、石坂浩二さんが演じてらして、カッコいいと思った……、のは小学校の頃……? 余談ですみません(笑)。そんな歴史観にメタモルフォーゼな秘話で、興味深く拝見しました。元々江戸幕府って、今まで拝見した中でも、生類憐れみの令や、象さんの旅などで、大変綿密なマニュアルを創って、施策を執り行う印象が強いのですけど、そこから見ても、確かにこういう準備をなし得たのでは……と感じましたね。更に外務大臣の役は林大学頭。朱子学の林羅山の子孫、林復斎かと思いますが、熟慮を重ねた駆引き、大人の交渉、大人の外交……。是非とも現大臣に、ご覧になって頂きたいと、強く感じました。旧きを温めて新しきを知ること、私たち、余りに忘れていないかしら、と……。
    ペリー提督の子孫に会われたなんて、素敵ですね。そんな方が国立公園のレンジャーとは……、アメリカらしいかも。あ、次回の巨大古墳は、何より楽しみにお待ちします。