歴史秘話ヒストリア

2018年07月18日 (水)

【井上あさひ】絶対曲げない水野勝成

hisutoriakatunariasahisan_logo.jpg

名君になった“鬼”

 「鬼日向」の秘話、いかがでしたでしょうか? あの徳川家康のいとこなのにあまり知られていない武将・水野勝成。最後の最後まで「戦国の武士」だった彼は、番組でもご紹介のとおり、87歳になっても20間(約36m)離れた的を鉄砲で撃ち抜いたりしています。このことを知った時は「きゃー、ステキ!」と私のハートも撃ち抜かれてしまいました。

 

 戦国という文字どおり戦い、武者ばかりの世にあって、特に「鬼」と称された勝成の強さ、存在感は別格です。しかもしばしば「一番やり」の手柄を立てたというのですから、戦国時代が服、いいえ着物を着て歩いていたような人物に思えます。

 

 そんな勝成のこと、天下太平になったらさぞ困ったろうと思えますが、むしろパワーアップ!10万石の大名として領内の治政に力を発揮しました。

 

hisutoriamizunoS04-001_logo.jpg

“鬼”はあこがれの存在です

 私は以前、NHK広島局で勤務していましたので、広島県内にある、勝成が築いた福山城や福山の街にも親しみがあります。しかし、福山をひらいたお殿様の勝成公が“鬼”と呼ばれるほどの人だったとは正直知りませんでした。「名君」イメージがとても強かったからだと思います。

 

 その勝成が、若いころは失敗していたり、仕える大名を転々としたり、いっときは世捨て人のようになっていたり、といった事実を知ると、やっぱり「最初から完璧な人はいない」とあらためて感じます。それに、今はまだまだなヒトでもいつか大きく成長できるんだ、と励まされます。

 

 一方で、ふだんのふるまいでも心でも「武士」をつらぬいた勝成。時代がどんなに変わっても、みずからがよって立つ武士の誇りを捨てず、自分のあり方を変えなかったというところもとても魅力的でした。いついかなるときも自分が武士であることをいっさい迷わない心。あこがれます。

 

アナウンサーとしての私

 卑近な例で申し訳ありませんが、それはアナウンサーである私と、私がアナウンサーであること、両者が切り離せないのに似ているかもしれません。誰かに言われてそうしているのではなく、自然にそうなっているシンプルな思いです。まだアナウンサーとして十数年ほどですが、番組が放送されるつど、経験が自分の中で積み重なって今の自分を構成しているという自覚があります。楽しみつつ作っている番組をみなさんと共有できるということが、私にとって幸せなこと。もちろん技術的に高みをめざす部分はありますが、そこに重苦しい悲壮感は持ちあわせていません。

 

 生まれながらの武士・勝成が、あくまでも武士であり続け、しかもバージョンアップしていく人生。まさに私のあこがれです。…けど、できれば“鬼あさひアナ”とは呼ばれたくありませんが(笑)

 

hisutoriamizunoS01-001_logo.jpg


歴史秘話ヒストリア ホームページ

歴史秘話ヒストリア@NHKオンデマンド
しまった!あの回を見逃した!という方はこちらをクリック!
いつでもお好きなときにお好きな回をごらんいただけます。

歴史秘話ヒストリア

もっと見る

 

■ コメント(8)
  • ぶるちゃん

    2018年07月18日 23時32分

    ラストサムライの水野勝成の回でした。
    戦国武将だった勝成ですが、一番槍という危険な役回りを自らの 強さ で成し遂げてしまう。相当強かったのでしょうね。突っ込むだけで相手を屈服させる、どこの世界でも出来ない芸当です。冷静というよりは頭に血がのぼるタイプの武将だったようですが、それでも生き抜く力を持っていた。自分を曲げない強さなんかは見習いたいです。
    井上さんのブログには生き様を自分と重ねて 勝成は憧れ と書いてありました。井上さんはアナウンサーを誇りに思っていいと思うし、勝成のように、一つのことを貫く面で似ていますね。それにアナウンサーとしての実力もある。勝成に負けず頑張ってください!

  • 八束 磨里

    2018年07月19日 00時29分

    こんばんは。38年ぶりに見た、勝成公像と、伏見櫓。多分私も当時は、人の良さそうなお殿様と思っていたような……。そんな福山城藩主が、一番槍の武士一徹な、戦国時代を走り続けた人だったのには、かなり驚きました。しかも、古稀を越えてからも島原の乱にまで『知恵泉(?)』として力を貸し、亡くなる1年前でもピシリと的を射る腕前……。自分の道を貫きながら、生涯現役であり続けた方だと思い、胸が熱くなりました次第です。
    ただ……、武勇猛々しな英雄なれど、そのルックスは意外と穏やかだったのでは? 残っている肖像など見ても、そんな印象を持つのですけど。『鬼の○○』と呼ばれる人が、実際会ってみると、物静かで冷静な方だったりするのは、わたし的には、結構アリでしたので。
    なので、『鬼あさひ』さんをちょっと期待しちゃったり(笑)。私は、仮に『鬼八○』となっても……、鬼の目にも涙、の方が似合っちゃう、かも。
    伏見櫓を共に見た畏友も、もはやこの世におらず。あの時知らなかったことを、ヒストリアでこんなに見たのよ……と、夜空に向かって報告し、今宵は眠ります。

  • 四国犬

    2018年07月19日 10時05分

    井上あさひ様

    此度はビーハイブヘアがめっちゃお似合いでした。
    女優、モデル、50~60sガールグループ、色々見て来ましたが、あさひさんがひときわ光彩を放ってます。
    次回は今年度初のあさひさんのロケパートがありますね、もう胸が高鳴ってますw

  • 匿名

    2018年07月20日 02時49分

    こんばんは~。
    いい意味で、鬼あさひアナだと思います。うまれながらのアナウンサーだと感じます。
    急なニュースも少し感情を出しつつ、しっかり冷静にアドリブ含めて、放送時間に合わせる。このブログや放送をみても、励みになります。
    井上アナは、まじめな雰囲気もするし、やはり天才だと思います!!!

  • makowara2

    2018年07月21日 02時09分

    武道と武術と格闘技、違いってなんでしょう?戦国時代は武術。つまりは敵を殺傷する術。より早く敵を倒すことが目的。征服し屈服させる。そこに道が加わります。なぜなら太平の世で必要もなく喧嘩を売る人とは仲良くできないから。しかし弱いと侮られ、喧嘩を売られます。ただ仲良くではなく、凛とした強さと優しさ。主張がありながら仲良く付き合っていける道、これが武道か、と。平和な世の中でも剣道、柔道、空手道、そして私が多少たしなんだ躰道。これらは平和時でも学ぶ価値があると思います。水野勝成、その人の侍、とは?あさひさんの道は?もうちょっと知りたいですね。ちなみに格闘技は私にとってショービジネスです。

  • 歴史の旅人

    2018年07月21日 17時28分

    戦国時代は、鬼が沢山いたんですね~。。戦では。。。齢87で、36メートル先の的を撃ち抜くとは、鬼日向の名に恥じませんですな~。。あさひさんもときめいてしまいましたか。あさひさんなら鬼あさひにならなくても、ハートを撃ち抜くでしょうけどね。。いぬきいぬかれた人がもうおられるでしょうけどね

  • 匿名

    2018年07月23日 20時10分

    あさひさん、こんにちは

    水野勝成、自分の信念を貫くは良いとしても30代半ばまでの浪人生活。個人的な(男性目線の)意見としては、“若干短絡的な人物だなー”というのが正直な感想です。”青い目のサムライ”こと三浦按針も些細な事で日本で生涯を終えました。頑固さでは勝成&按針ともに似ていますが、少し違うかなと。しかし、勝成の個性を高く評価し関ヶ原の戦で大垣城攻めという多大なる功績をあげた成果は高く評価できますね。やはり、家康の人を見る能力は感服します(私、家康びいきなもので)。
     ただ、あさひさんを「きゃ~、ステキ♡」と言わせた人物。やはり、武勇だけでなく人を引き付ける魅力的な何かを感じ取られたのでしょうか・・・放送だけではそこまでの魅力を感じなかったので、録画した放送を見直してして勝成の魅力を探してみます。 
     遅れましたが、お誕生日おめでとうございます。これからも、安定した優しい語り口の「アナウンスの鬼」を目指してください。次回も楽しみにしています。

  • 馬好きじじ

    2018年08月08日 16時45分

    水野勝成公のことを検索していてここにたどり着きました。
    が、ちゃんと本放送見ましたよ。(*^^*)
    生まれも育ちも福山人です。
    小学生の頃、学校の授業で、福山の街を築いた人物として水野勝成公のことは習いましたが、鬼日向のことを知ったのは大人になってから。勝成公の歴史小説を読んで知りました。
    知っている内容ばかりでしたが、映像で見ると、我が街の殿様の凄さが改めて伝わり、凄く良かったです。(*^^*)
    実は、
    その水野勝成公の名前を頂いた競争馬がいます。
    名をニシノカツナリ。
    水野厩舎に入厩ということで、徳川幕府の西の要、ニシノカツナリと名付けられました。
    まだ2歳で今年の秋のデビューを目指している段階ではありますが、私は来年の日本ダービーを勝つのはニシノカツナリだと信じて止みません。だっていつも一番槍の名前な訳ですから。
    もし、ニシノカツナリの日本ダービー優勝が叶った暁には、水野勝成公とセットで報道をお願いいたします。m(_ _)m