歴史秘話ヒストリア

2017年10月05日 (木)

戦国ぽっちゃり男子の愛と誠 ~浅井長政の実像~

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 昨今話題のぽっちゃり系男子。実は私、ぽっちゃり好きなんですが、なんと戦国時代にもいました!「ぽっちゃり武将」。近江(滋賀県)の戦国大名・浅井長政です。

 浅井長政といえば、絶世の美女と呼ばれた織田信長の妹お市と結婚するも、信長を裏切り、29歳で滅ぼされた戦国ファン、歴史ファンのあいだでも、そんなイメージがほとんどだとか。そこで今回のヒストリアは「ぽっちゃり」を切り口に、知っているようで知らない浅井長政の実像に迫ります。

 戦国武将の肖像画はまず、そいだような頬、鋭い目つき、きびしくもコワイ姿で描かれていると思いがちです。でも、浅井長政の肖像画を実際見せていただくと、ふくよかで柔和なお顔にお姿。戦国有数のぽっちゃり体型だったよう。なぜ長政が特別“ふくよか”だったのか。そこには地元で語り継がれた「歴史秘話がありました。

 私は今回近江の地を訪ねて、長政の肖像を拝見したり、長政が好物だったという「和りんご」の収穫を見学させていただいたりしました。みなさんのお話しをうかがっていると、本当に長政は地元の人たちに愛されているんだなと感じます。そして、地元の方々の番組ではご紹介しきれない愛情を知れば知るほど、400年も前に29歳で散った一人の若者が、こんなに後世語り継がれるとは、いったいどういうことなんだろうとふと考えさせられます。

なかでも印象的だったのが、圧倒的な兵力の信長軍に立ち向かい、長政の領民たちが地元の寺を拠点に武器を手にして立ちあがったことです。浄土真宗への信仰ということもありますが、ふだんから領主と領民のコミュニケーション、信頼関係、実感できる恩義が無ければ、簡単にあの信長と戦うなんてできないと思います。

どれほど長政が民を思い、また民が長政を思っていたか。浅井長政が信長との合戦に踏み切ったのは、単なる「裏切り」ではない。そのような今回の「新説」も、今の私はとてもうなずけます。

 陰謀渦巻く戦国乱世に慈悲ある“名君”であることをつらぬき、郷土を、民を、そして家族を愛した“隠れたヒーローの心を震わせるドラマ、ぜひご覧ください。

  

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歴史秘話ヒストリア

「浅井長政 戦国ぽっちゃり男子の愛と誠」

http://www4.nhk.or.jp/historia/

 

■ コメント(10)
  • 匿名

    2017年10月05日 22時05分

    あさひさん、こんにちは。
     子供の頃、初めてみた長政像のイメージは、”この人が一国一城の主なのか?本当に国を守り抜けるのか?”という印象でした。やはり、歴史好きの子供にとって、勝者の織田信長こそがヒーローなので。でも、長政は優しそうな顔ですよね。成長した淀殿が絵師に画かせたと記憶しています。子煩悩なお父さんのイメージを思い出しながら画かせたのでしょうね。
     長政を語るには、”強さ&結果こそ正義!”という男性からのアプローチよりも、女性の視点からのアプローチの方が本当の人となりが浮き上がりますね。あさひさんがどのような長政像にたどり着いたのか期待しています。でも、何故ぽっちゃり男子が好みなのですか?
     

  • ひろ

    2017年10月06日 21時11分

    あさひさん、こんばんは。
    長政の様に横の繋がりを大切にする優しい性格は、
    下剋上も厭わない戦国乱世の世には向かなかったのでしょうか。
    太平の世に生まれていれば、稀代の名君になれたように思います。
    それにしても、あさひさんが伊集院さんのファンであることは知っていましたが、
    まさか「ぽっちゃり」好きだったとは。

  • ぶるちゃん

    2017年10月06日 21時27分

    こんにちは!
    今回も楽しく拝見いたしました。

    浅井長政が守ろうとした北近江の日常は、農民たちも守りたかったものだったのでしょうね。上下関係を強いる信長ではなく、まとめ役の大名である長政のやり方が好きだったんでしょう。
    そんな長政を慕い、信頼していたからこそ、農民が敗走した長政を助けた。信長裏切りの新説は十分説得力あるものだと思いました。
    浅井長政や農民達は強かったんですね!!信長危うしというところまで。本願寺や延暦寺、南近江や伊勢での一揆は信長への恐怖や不満もあったとは思います。ただ、浅井長政のカリスマ性や統率力もこりゃ凄いと感じました。。勅令さえなければ。。。
    あっ、あさひさんまた山登りましたね(^^)小谷山お疲れ様でした。僕は長政同様、なんとぽっちゃりなので山登りは大変です(^^)なんかブログ見て1人で喜んでました(笑)
    さて、次回は聖徳太子ですね!あさひさんやスタッフさん、楽しみにしております。秋ですね。朝晩は寒く、日中との気温差も大きいですね。どうかお身体には気をつけて!!お互い頑張りましょう!

  • 八束 磨里

    2017年10月06日 21時47分

    こんばんは。今日拝見するのに、信長に反旗を翻した二人の武将をお勉強して臨みましたが、両方とも(この浅井氏と明智光秀氏)、守るべきものを暴君から守るために立ち上がった説……が印象深かったので、とても納得する思いでした。志高くして、民を思い、妻に子に優しく……。素晴らしき武将だったからこそ、民も集まって来たのですね。
    妹であるお市の方も、そして叔母であった岩村城のおつやの方も、信長は天下を掌中に収めるべく、身内の女たちを踏み台にしてのし上がろうとした……としか、私には思えません。まつりごとに肝要なのは、権力よりも……人望ということ、今の世に生きる、特に男性諸氏にお気付き頂きたく、存じ申し上げる次第です……。

  • 井上あさり

    2017年10月07日 15時16分

    あさひさん、 こんにちは。

    浅井長政、理想の人間像ですね。地元の人にも慕われている事も納得。信長と戦った理由も、定説を覆す新鮮な仮説でした。400年以上たってようやく、裏切者とレッテルの貼られた長政の名誉が回復されつつり、番組が終わる頃には目がしらが熱くなりました。和り
    んご、美味しそうでしたね。食べてみたいです。

  • ちちまる 

    2017年10月07日 20時39分

    戦国の世を生き残るにはどうすれば良いのか?
    浅井長政が選んだ道などを見てみると、現在行われている選挙戦がふと頭をよぎります(笑)

    そんなことより、あさひさん、ぽっちゃり好きなんですね(笑)

    かなり希望が湧いてきました(笑)

  • 四国犬

    2017年10月07日 23時37分

    井上あさひ様

    ヒストリア"浅井長政"拝見しました。
    泣けるドラマでしたが、エンディングが長政の例の肖像画だったのは爽やかにまとまりましたね。
    あさひさんの理想の男性はクマさんのような穏やかな人との事でしたが、
    淀殿が書かせた例の長政の肖像画からも穏やかな印象を受けます。
    あさひさんのロケパートの方は琵琶湖文化会館、和りんご編と小谷城跡編の2編。
    しかも衣替えもあって大満足です、どちらのお召の服もお洒落でしたよ。
    これからもあさひさんのロケにもウェイトを置いて頂きたいです、どうぞ宜しくお願い致します。

  • 井上ゆうひ

    2017年10月09日 19時21分

    あさひさん、こんばんは。

     今回はいつも以上に感動的な内容でした。また、豊穣な土地を有する北近江の自治制度についても盛り込まれ、浅井氏と惣村が非常に良い関係を気づいていた事も勉強になりました。歴史を勉強するときはどうしても勝者の記録を重要視してしまいますが、敗者側の記録も丁寧に調べないといけないなと。新しい発見があるかもです。
     長政は死の直前まで、世話になった人々に手紙で感謝を示したんですね。私も長政のように人に気遣いを示せる人間になりたいです。一度、小谷にも行きたいです。

  • たぐち

    2017年10月11日 17時06分

    初めてコメントいたします。

    毎週楽しみにしています。
    「浅井長政」をメインにしたお話は初めて見たような気がします。
    どちらかというとその妻・お市や娘の淀殿やお江を多く語る話の方が多いと思います。

    今回、長政をメインにしたお話という事でとても面白く、そして長政の
    人となりに大変感動しました。
    今週の聖徳太子も楽しみにしています。


  • ひよこ

    2017年10月15日 09時02分

    あさひさん、こんにちは。
    近江小谷城址でのリポートご苦労様です。
    長政は庶民との横の繋がりを大切にしたんですね。
    これも故郷北近江を守るための行動とは立派なことです。