歴史秘話ヒストリア

2017年09月14日 (木)

世界が驚いた3つのグレートウエーブ 葛飾北斎

hisutoriahokusai15S01-001_logo.jpg

「グレートウエーブ」こと『神奈川沖浪裏』

 

 ことし、ロンドンの大英博物館での特別展でも大人気の、江戸の浮世絵師・葛飾北斎。上にある、皆さんもご存じの「波」の絵は、正式な題名は「神奈川沖浪裏」(かながわおきなみうら)。海外では“グレートウエーブ”と呼ばれ、あの「モナリザ」とならぶほどの世界的名画と評されています。北斎は“世界一の画工”をめざしていたといわれますが、その夢は実現したのです。

 では、どのようにこの絵は誕生したのか―“グレートウエーブ”が描かれたのは、北斎が72歳の時でした。それまでに費やした時間は40年!最初に描いた波はおとなしくて、小さい波。「コレじゃダメだ」と挑戦し続けた結果、あの雄大で、荒々しい、大迫力の波にたどりつきます。

 北斎はそののちも「波」に挑み続け、2つめのグレートウエーブも描き、3つめにいたっては、創作したのはなんと86歳の時。北斎は90歳で亡くなるまで、その筆を置くことはなかったといわれます。番組では第2、第3の“グレートウエーブ”についても誕生の背景に迫り、老いてなおさらなる高みをもとめたパワフルな人生、その画業の秘話をお届けします。

 一方で、絵の道をきわめた偉大な芸術家、というだけでなく、ちょっと人間らしさのようなものを持ちあわせているのも北斎の魅力のような気がします。絵を描くことしかアタマに無いので、人づきあいがニガテだったり、着るものや食べるものに無とんちゃくだったり、掃除はしなかったり…いわゆる“聖人”ではなかったんだ~と思わせるエピソードに親近感を覚えます。

 今回のヒストリアでは、その“人間っぽい”北斎を、イッセー尾形さんに演じていただきました。「人間・北斎」の表現がとても“らしい”ので、ドラマパートの見どころとなっています。ぜひ、お楽しみください。

 

hisutoriahokusai15S02-001_logo.jpg

 

歴史秘話ヒストリア

「世界が驚いた3つのグレートウエーブ 葛飾北斎」

http://www4.nhk.or.jp/historia/

 

歴史秘話ヒストリアブログ

もっと見る

関西"芸術の秋"

もっと見る

■ コメント(13)
  • 八束 磨里

    2017年09月15日 21時07分

    こんばんは。若くない私には、北斎の人生エピソード、いつも元気を頂くように思います。50ではとうつうせん、72で浪裏、そして90前に男浪と女浪……。最後の波の蒼き美しさに息を呑みました。大阪に見に行きたくなりますね。
    以前のヒストリアでも、そして日曜美術館でも、北斎の生涯は度々拝見しましたけど、ぶれない哲学と、生涯現役、そして、イッセー尾形さんの飄々とした名演……。長い人生をどう生きるのかを教えて下さるように思います。極めることこそ第一、だけど人生、タクシーよりも『テクシー』のごとく……(*^^*)。失礼をば致しました。

  • ぶるちゃん

    2017年09月15日 21時14分

    今回も楽しく拝見しました。
    北斎は神の領域には達していないと感じていたのでしょうから(?)北斎の感覚が神の領域と判断する絵とは…。謎のままですね。少し残念な感じがします。
    来週は北斎の娘についてですか!次も楽しみです。

    後醍醐天皇の回は深夜にやるようです。ご迷惑おかけしました。
    楽しみぃ!!
    それでは、あさひさん、スタッフさん、お元気で!!!

  • さつきの風

    2017年09月15日 21時23分

    あさひさんの落ち着いた語りは、心和ませます。90歳になっても、さらに高見を目指す北斎に頭が下がります。残り30年、私は何が遺せるのでしょうか。人の心に残る何かを生み出すことは難しい。

  • 匿名

    2017年09月16日 15時52分

    あさひさん、こんにちは。
    シーボルト家から新たに発見された6枚の絵、本当に200年前の日本人が描いたのかと思わせる絵でしたね。一流の絵師なのでしょうが、師匠について勉強したわけでもないのに日本人として誇らしく思います。
    イッセー尾形さんの一人コント演出も楽しかったです。もちろん、あさひさんの着物姿も。
    今回はいつもと違い、ノホホーンと楽しめる内容でした。

  • makowara2

    2017年09月18日 00時27分

    とても良かった

  • ひよこ

    2017年09月18日 10時10分

    あさひさん、こんにちは。
    北斎がグレートウェーブを描いたのは72歳という年齢だったんですね。
    さらに進化を続けるとは、努力の賜物です。
    ドラマで出演していたイッセー尾形さんの北斎役も決まってました。
    次回は北斎の娘が登場ですね。
    楽しみにしてます。

  • 蛯名紀之

    2017年09月18日 11時26分

    北斎の回を拝見しました。北斎が世界に評価される大芸術家ということは紛れもない事実で否定するつもりはありませんが、グレートウェーブが彼の完全なオリジナルであるという内容に少し疑問があります。番組中、欄間彫り師の伊八に触れていないの事は勉強不足と思いました。僕は北斎の人となりを考えると時にパクリも平気でやったのでは無いかと思います。「波の伊八」の作品を北斎がどこかで見たはずです。そのことについて少ししらべられてはいかがでしょうか?

  • ちちまる 

    2017年09月18日 22時26分

    確か葛飾北斎は、何十回もの引越しを経験してる人物でもあるんですよね?

    1回の引越しだけでもそれなりのエネルギーが必要だと思うんですけど、引越しの回数といい、亡くなる直前まで絵を描き続けたことといい、相当なエネルギーの持ち主だったんですかね?

    それと、広島東洋カープ、2年連続リーグ優勝おめでとうございます(笑)

  • 銚子のマイケル

    2017年09月19日 00時55分

    北斎の波といったら対角線を使った構図の銚子ですね

  • 四国犬

    2017年09月19日 16時54分

    井上あさひ様

    ヒストリアの"3つのグレートウエーブ"拝見しました。
    シーボルトの6枚の話題も今回の放送に含まれて何よりです、追及すると技法的な展開になるのでこの番組で尺は足りませんでしたが、タイトルのテーマ以外ではかなりツボだと思います。
    ドラマはあさひさんのナレーション版となって更に優れたと思います。
    そして、あさひさんのスタジオMCですがお召の御着物の柄や色がバックの絵に合っていて奥ゆかしかったです。
    北斎の絵は上手いだけでなく引き込まれ感動します、特にあの波には涙が出そうです。
    次回のお栄編も楽しみです。

  • 大越健介

    2017年09月21日 12時43分

    あさひさん、こんにちは。
     ”北斎って聖人じゃなかったんだ~”というコメント、いいですね。ただ、現代の我々は自由気ままに自分の才能を開化させた北斎を憧れの目でみることができますが、北斎の家族はどう思ってたんでしょうね? ”うちのおとっさんは日本一♪”なのか、もしくは”とんでもないクソオヤジだな!!!”とでも思っていたのでしょうか・・・仕事も普段もほどほどにといったところでしょうか。あさひさんは確か、”自分に厳しさを求める性格”といってましたよね。やはり北斎のような生活にあこがれますか? 報道媒体がテレビからネットに変りつつありスタッフさんも視聴者&上司からの要求が大変でしょうか、北斎のように制作したい番組を楽しくつくれればいいですね。では、今週も楽しみにしています。

  • deeplearning

    2017年09月26日 21時24分

    北斎の回、楽しく拝見しました。
    北斎の波がダビンチのモナリザに並ぶほどの評価とい
    うコメントに驚きました。
    私の持っている浮世絵が、実は大英博物館にも所蔵さ
    れていることがわかり大喜びだったのですが、だから
    と言って評価額も高いとは限らないんでしょうねぇ。
    作者不明でですし。
    この前、浮世絵専門の美術館へ行きましたが、お客は
    私ひとり。ちょっとさびしいですね。

  • deeplearning

    2018年01月21日 23時22分

    ずいぶん季節はずれの投稿で、すみません。
    「北斎の娘」でお栄が弟の家で世話になりますが、これが
    武家で驚きました。
    さて、北斎の名字は川村で武家。川村家は八代吉宗が紀州
    から呼び寄せた根来衆十七家の筆頭。御庭番ですね。
    そうすると、NHKドラマ「妻はくノ一」に出てくる川村真
    一郎は北斎の縁者(孫かな?)ということになりますね。

    という話はどこまで真実なんでしょうか。
    ご教示ください。