かんさい深掘り

2021年10月19日 (火)

赤ちゃんもご一緒に!親子が集うカフェ

コロナ禍で 乳幼児を育てる母親たちの交流の機会が減る中、子育ての悩みを相談しづらい状況が続いています。

こうした中、親子が気軽に息抜きできる場所を作ろうと元看護師の女性がカフェをオープンしました。

“ママにも赤ちゃんにも優しいカフェ”とは、いったいどんな場所なのでしょうか?

(大阪放送局 ディレクター 影浦安希子)


 

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今年8月、大阪市東淀川区の住宅街に一軒のカフェがオープンしました。

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ここには赤ちゃんや小さな子どもを連れたお客さんたちが次々とやってきます。

店には、親子が気兼ねなく食事を楽しむための様々な工夫が。

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授乳中の母親や、アレルギーがある子どもなどが安心して食べられるよう、アレルゲンをできるだけ使わない食事を出しています。

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また、お母さんたちにゆっくり食事をとってもらうため、店のスタッフが子どもを見守る態勢をとっています。

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お客さん:ママってご飯がゆっくり食べれられないんです。ちょっと子どもを抱いていてもらえると食事を食べられたり、トイレに行きたい時などに見ていてくださるので、すごく助かっています。また、離乳食などについても相談できるのも有り難い。


店主の坂井理沙さんは、幼い子供を育てる母親が日常の中で息抜きできる場所をつくりたいとカフェをオープンしました。

看護師として働いていた坂井さんは、産婦人科や助産院などで10年以上にわたり母子をサポートしてきました。

コロナ禍で外に出る機会が減り、孤立してしまう母親たちのための居場所が必要だと感じたのです。

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坂井さん:コロナ禍で孤独になってるお母さんたちが多いことは、私の経験上よく聞くので、母子が気軽に来られる場所が少しでもあれば、と思って店を開きました。“独りじゃない”と感じてほしい。


店を支えるスタッフの中には、育児休業中の母親もいます。ボランティア・スタッフのちぇるさんは7か月の赤ちゃんを育てるお母さんです。

保育園の栄養士としての経験を役立てたいと調理を手伝っています。わが子を間近に見ながら店を手伝う事が、ちぇるさんの息抜きになっているといいます。

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ちぇるさん:外に出るだけで全然違うので、家に居るとやっぱり籠ってしまうというか、気持ちも落ちてしまうのでやっぱ人と会うことってコロナだけどやっぱ人と会うのは大事だなって思いましたね。


カフェをオープンして二か月。今では、地域の母親たちが気軽に来られる場所になっています。坂井さんは母親たちの輪に積極的に入って、子育ての悩みや日々の思いに耳を傾けます。

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お客さん:育児について相談したり、子どもに湿疹がでたけど病院に行こうかどうしよう、など迷った時に相談させてもらっています。ご飯を食べるついでに気軽に来られるのがいいですね。


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坂井さん:頑張っちゃうお母さんが多いので、そういうところで助けを求められないというお母さんはけっこう多いのかなっていう印象はすごくありますね。どんな人でもここに来れば誰かが居て、話ができるだったりとかまあちょっと古いですけどなんか寺子屋みたいな、ここに来たら安心できるみたいなところになればいいかなっていうのは思ってます。


幼い子を育てる母親が気軽に立ち寄れるカフェは、孤立しがちな親子を支える新たな選択肢として注目されています。

  

 

大阪拠点放送局 ディレクター
影浦 安希子